デザインデータをお渡しするには料金がかかるというお話
こんにちは、女性デザイナーの松田です。
ここ最近、デザインしたデータがほしいという要望をお聞きします。
デザインしたデータをお渡しするには
買取料金がかかりますよとお話をさせていただくのですが、
みなさん驚かれて、怪訝な感じになります。
そりゃそうですよね。
データを渡すだけなのになぜお金がかかるのか?
ということですよね。
前にこんなことがあったんです。
メニューをデザインした後、デザインデータがほしいと言われて、
お渡ししました。
そしたら、そのデータを引き伸ばして店頭のA看板にされていたり、
チラシにされていたり、ホームページのヘッダー画像にされていたり
あらゆるものに流用されていました。
またメニューの背景に模様を入れていたのですが、
これはうちで購入した素材集から持ってきた模様は
店内の壁紙や照明の傘にプリントされていましたΣ(゚Д゚)
私はメニュー作成の料金しかいただいてませんでしたので
そこまで様々なものにメニューのデザインが流用されると
正直ずいぶん複雑な気持ちになりました。
ここまでの流用はしないとはいえども、
やはりデザインを作成していると、
ここの写真をくださいと言えば、
前に作ったチラシのデータから抜き取ってきたと言って
データを渡されることが普通にありますし、
ホームページのヘッダーを作ると言えば、
チラシのイメージを切り取って貼り付けるなんてことも
できてしまいます。
ちなみにヘッダーのデザイン作成で調べると、
制作費の相場は1万円以上はします。
作成している立場からいうと、
データをお渡しした後、逐一どう使われているかと
監視するわけにはいきません。
データを流用する方は悪気はないと思いますが
流用をされた側は不信感を抱いてしまいます。
ハットツールでは
ご依頼されたどのお客さまも良い関係性を築きたいので、
デザインデータの買取料金をいただくことにしているんです。
2017年01月20日色んなデザイン