他者と差別化するなら…
こんにちは、女性デザイナーの松田です。
ここ何日かで思ったことですが、
デザインの仕事をしているとお客様から
「競合他者と「差別化」したい!」というご要望をお聞きします。
デザイナーとしていうことではないかもしれませんが、
デザイン=色や装飾といった視覚的なことで差別化するのは、
これだけデザインが出尽くした現代では難しいですし、
内容が伴ってなければ所詮上っ面でしかないなと思います。
差別化するなら、絶対マネできないもの。
マネできないような商品やサービスが作れるならいいですが、
それってすごっく難しいですよね。
他がマネできないものとなると…
「自分自身」かなと…。
例えば、私なら…
京都出身で、父が着物の絵付けの京友禅師。
祖父も私が生まれた頃には亡くなっているので直接は知りませんが、
お菓子の箱や何かのチケットをデザインしたものがありました。
生まれ一つとっても、それぞれ違います。
またグラフィックデザイナーになったきっかけや思い、
どのような過程を経てグラフィックデザイナーなったのか、
どういう思いでデザインを作っているかも、
人それぞれ違ってくると思います。
それら一つ一つのエピソードが集まると、
マネできないものになるでしょうし、
こだわりや熱い想いに繋がってくるのではないでしょうか?
それが「差別化」になるのだと思います。
またその熱い想いが無い人は信用はしにくいでしょうし、
そのような人から、あまりモノは買いたくないと思ってしまいます。
高額商品ならなおさらです。
だからこそ、「自分の言葉で思いを語る」ことこそが
大事になってくるのだと思いました。
それがあるからこそ、
ホームページやチラシ、パンフレットなどのデザイン(着色や装飾)で
映えるように見せることだってできますし、
BLOGの投稿やYOUTUBE動画の内容だって、その自分自身の言葉を後押ししてくれます。
さらにfacebookやInstagram、twitterなどのSNSの投稿も拡散し活かされてくる。
まずはどこかの借りものではなく自分の言葉で思いを語ること。
どこかで見たことあるような借りものの言葉で、
ホームページを作ったり、SNSをやってみたり、グッズを作ったり、
はたまたビジネスセミナーにいくら行っても
所詮、小手先です。
これだけの情報に溢れかえっている現代では
「あ、これ、誰それが言っていたな」「誰それのマネだな」と
すぐバレてしまいます。
ということでモノは売れにくいでしょうね…
ということで、まずは自分の中にある思いを言葉化すること。
かなと、最近強く思ったのでした。
2019年11月27日ひとりごと