いつもニュートラルな心持ちでいる

こんにちは、女性デザイナーの松田です。

 

先週末から取り掛かっていた構成案をようやく提案。

難しくて頭がパンパンになりました。

 

構成案を書いていて思うのですが、

あまり空気を読まない素人的な感覚が

とても大事だなと思っています。

 

それは、クライアントさんはだいたい専門家なので、

その専門性のすぐれたサービスや商品を

素人である見込み客に、どうやって

わかりやすく&魅力的に伝えるのか?ということが、

すごく大事になってくるからなんです。

 

例えば私が少しでもプロであるクライアントさんの目線で

チラシを作ってしまうと、わかりにくいチラシになってしまい

集客はできなくなってしまいます。

 

見込み客も様々なターゲット層がいますから、

その層に合わせつつ、クライアントさんにも気持ちをよせるのが

デザイナーの役割だと思っています。

 

なのでクライアントさんにも気持ちを寄せるために

デザイナーということではなく、

クライアントさんの会社に入ってくる何もわからない新入社員のような立場で

質問をして会社の魅力を教えていただきます。

 

会社の新入社員なので、仕事を覚えるために

まあまあ突っ込んだこともお聞きしたり…

 

クライアントさんの中には、考えがまとまってなかったり、

全然考えてなかったなどの理由で

答えがシドロモドロだったり、答えられない方もいらっしゃいますが、

それはそれで、課題として次回までにまとめていただく宿題になったり、

私がまとめるようにします。

 

でも突っ込んだことをお聞きして、頑張って答えていただくことで

商品やサービスの魅力が新入社員の私にも伝わってきて

心の底から「いい会社だな〜」「いい商品だな〜」と思うことができるのです。

 

 

でも、ときどき質問する前から、

わーっとご自身のすごいところをおっしゃる方がいらっしゃいます。

まぁ、それはそれで「すごいな」「頑張られたんだな」と思いますが、

それだけでは私には魅力がちっとも伝わってこないんですね。

 

「すごいな」「頑張っているな」ということは、

販促物(例えばチラシ)のキャッチコピーにはなりにくいんです。

 

例えば、東大卒やハーバード大学卒。すごい高学歴ですよね。

プロフィールに書くのは全然OKですが、

でもキャッチコピーにするのには、う〜んちょっと難しいなと思います。

 

それと同じように、本を出版したことや、

大きな大企業がお得意さんであるとか、お家が老舗だったり、

昔、大きな会社で働いていたことがあるとか、職歴何十年とか…

すごいことですよ。

でも…やっぱりプロフィール止まりです。

 

打ち合わせの時に、わーっとこういうことを話されるのは

魅力を伝えたいと思っているよりも

私に「すごい人だと思って欲しい」という

いわゆるマウントを取っていらっしゃるのかなと思います。

 

こんな一デザイナーである私に対して

マウントをとってもしょうがないのになと思いますが…

 

自分を大きく見せようとして話されるほど

こちらに魅力がつたわってこずに、

逆にますます小さく見えてきます。

 

20代のころならマウントを取られても分からずに

縮み上がって無理矢理デザインを作っていたと思いますが、

 

 

今まで有名無名様々な案件をこなして、それなりの荒波も乗り越え、

25年ほど真面目にデザイナー一筋でやってますので、

ふてぶてしさがおかげさまでついてきました。

なのでいつも誰に対してもニュートラルな心持ちで対応しております(^^)