回答欄を埋める
こんにちは、女性デザイナーの松田です。
知り合いのデザイナーの修業時代を思い出したコラムを書かれていたので読んでいたら、
「修業時代はとりあえず答案用紙の回答欄を埋めろ」とのこと。
どういうことかというと、
とにかく修業時代は知識がなくて分からないことだらけ。
頼まれることのほとんどが無茶振りのような感じなのですが
「そのような状況の中でも「できませんでした」と答案を空白にせず、
自分なりに今、自分ができる以上の回答で返したくて何とかした」というのも。
たしかに、この気持ち懐かしい。
もう今は無茶振りだな〜というようなことを頼まれるのも減ってきたし、
なんといってもインターネットがあるので、検索したら大体答えが出てくるので
こんな切羽詰まった気持ちはあまりしないようになりましたが、
私の修業時代、20代の頃はずっとこんな心持ちだったような気がします。
そういえば昨年、宮崎県のお客さんから、
「松田さんは、「できない」って言わないもんね」と言われたことがありました。
言われて初めて気付いたのですが、
この修業時代のことが何気に習慣になっていたのでしょう。
「できない」なら、必ず代替案を出すようにもしていますし、
今、自分ができる以上の回答を出すために、いまだに夜遅くまで作業することもあります。
自分がずっとそうなので
いざ人に「できない」と言われてしまうと、困ってしまいます。
そういうときは「人は自分とは違う」と言い聞かせるのでした。
2021年07月16日ひとりごと