デザイナーが集客できるチラシを作るためにデザインよりも構成
こんにちは、女性デザイナーの松田です。
先日、商いを勉強している60代の仲間から、
「ハットさん、美大やデザインの専門学校でマーケティングなど集客の
授業がないって本当ですか?」と驚いたように質問されました。
私も「え?そうなんですけど…」と授業がないことが当然のように思っていたのですが
やっぱりちょっと変みたいですね。
さて、同業のデザイナーと話していると、
デザインはおしゃれなものが作れるけど、
集客できるデザインを作れるか?というと
途端に自信がなくなってしまう同業者は実に多いですし、
そして、マーケティングや集客セミナーに行くと、
「高いお金を出してわざわざデザイナーに作ってもらったら損する!」
なんて毎度毎度大声で叫ばれていて、私としては腹立たしい上に肩身が狭い思いをします。
私も集客を学校で習ったことがないので、独立したときは集客がほんとに大変でした。
でももうかれこれ10年以上も集客を学んでいると、
コツみたいなものがつかめてきて、チラシを作る際に活かしているので
そのコツをお教えします。
デザインよりも構成が大事
集客できる「デザイン」のコツは
・キャッチコピーを大きく
・レイアウトを見やすく
という基本的なことくらいです。
それよりも大事なのが構成が大事になってきます。
構成の順番としては…
上段:ターゲットが目を止めるキャッチコピー
「目を止めるキャッチコピー」と少し大袈裟な表現ですが、
「限定10名様30%OFF」や「無料お試し」→お得な情報
「●●●●地区に新規オープン」→同じ地域に住む人に向けた情報
「肩こり、腰痛、膝痛などのつらい痛みでお悩みの方へ」→同じ悩み
どれも自分に関係のあるものが書かれていると自然に興味を引くと思います。
なので、そのキャッチコピーにいち早く気づいてもらえるように
びっくりするくらいデカデカと太く入れることなのです。
中段:視覚的に簡単に商品やサービスの内容を説明
せっかく「関係がある!」と思って上段で興味を引いて読んだのに
中段でごちゃごちゃと書いてしまうと、
読む気がなくなってしまわれます。
詳しく書くのは裏面に回すことにして、
この部分は「3つの特徴」などと区切って
それぞれ小見出しをつけて写真やイラストを入れながら
単純明快に説明します。↓例えばこんな感じ
下段:連絡先や問い合わせ先をしっかり大きく明記
お店までの地図や電話番号、ホームページへのQRコードと検索窓など、
しっかりと目立つようにうるさいくらいに載せます。
そして、中段か下段のどこかに裏面を読んでもらうように促すことです。
「詳しくは裏面をご覧んください→」などと
矢印を入れてくださいね。
で、文字が少ない方がいいのか?
文字は多くても構いませんが、その代わり、3行ごとに小見出しを入れたり
1行の幅を短くしたり、枠で囲ったりして
何がなんでも読みやすく装飾を工夫する本当に大事になってきます。
「チラシは文字が少ない方がいい」と言う方もいますが、
それは「デザインの素人がチラシを作る場合」です。
プロのデザイナーの場合は、
読みやすくする工夫をたくさん知っているので
デザイナーが作るチラシは文字が多くても読みやすいのです。
文字量を少なくすることばかりに気を取られて
説明が全然できず、なんのチラシか分かってもらえないことです。
これでは本末転倒ですので、これだけは気をつけてくださいね。
2021年01月06日デザイナーの集客