誤字脱字!文字校正はデザイナーの責任?
こんにちは、女性デザイナーの松田です。
デザイナーならあるあるだと思いますが、
印刷から仕上がってきたチラシを確認したら…ギョ………
誤字発見!!
ということ、デザイナーなら一度や二度はあるのではないでしょうか?
え!?クライアントさん、見てなかったの?
と思ってしまいますが、
なんとなくデザイナーのせいのようにされてしまって、すごく後味が悪く、
そのクライアントさんから二度と仕事が来なくなった…
なんてことにもなりかねません。
私の過去の経験を踏まえながら、誤字脱字対策でデザイナーができることをお話します。
という私も、今から15年ほど前の会社勤めのデザイナーのときに、
営業とデザイナーの私と組んで作ったパンフレットが誤字だらけでして…
営業部の上司に私だけ呼び出されて怒られました。
その後もカレンダーを作ったときも、日付と曜日がズレていて…
このクライアントさんから仕事はこなくなってしまったのでした。
勤めていた会社には申し訳ないことをしてしまいました…苦い経験です。
デザイナーの上司から言われたことは…
デザイン部署のデザイナーの上司から
「最後にデータを触っているのはデザイナーなんだから、
どうしてもデザイナーの責任とされてしまう。
だから最後によく読んで入稿しないとならない」
と言われました。
たしかに、最後にデータを触っているのはデザイナーである私ですが、
入稿期日が迫られている中で、32ページある文字が多めのパンフレットや
カレンダーの日付と曜日をたった一人で文字校正するのは
実に大変なことです。
現に、私なりに一通り読んで文字校正をして入稿していたので
これ以上、念入りに文字校正となると入稿日を延ばすしかありません。
入稿前は忙しい
入稿前のデザイナーは入稿用のデータを不備なく
決められた時間までに作らないとならないので
いつもよりも神経質になっています。
ところが周囲は、
自分がその状態であることを気づいてはない…
物理的に無理…だからこそ
そのような状態で、さらに文字校正をして決められた時間までに
文字校正をして入稿するのは無理に等しくないかと思います。
だからこそ、周囲に一声かけて文字校正を手伝ってもらうべきです。
プロでない限り、そのような状態で一人で文字校正をしては印刷事故の元です。
今思うと、
そもそも入稿前にデザイナーが一人で文字校正をすることが
物理的に無理に等しいということに、私自身が気づいて
「私一人では見つけられないので読んでください」と
営業やデザイン部署、はたまたクライアントさんに一声かけて
手伝ってもらうことで印刷事故は防げたのではないかなと思います。
どんなデザインが良くても、1字の誤字で全てが台無しになる
苦い思い出です。
だからこそ絶対に誤字だけはあってはならないと
いう思いが今でも強く刻み込まれているのだと思っています。
2021年01月05日デザインの技