WEBデザイナーとグラフィックデザイナーの3つの違い

こんにちは、女性デザイナー松田です。
現在の私は紙のデザインすなわちグラフィックデザインを主に作成していますが
その前は、WEB制作会社に勤めてWEBのデザインをしていました。
そのころ、今から13年前に立ち上げたホームページがありました。
私がその会社を辞めて別の会社に移ってグラフィックデザインの仕事をしても
そのホームページの運営をずーっと行っていました。
それが今回、久しぶりのリニューアルになります。
13年で5回め(だったかな…)。
今回のような大掛かりなリニューアルは初めてです。
今、久しぶりにWEBデザインをしているんですよ。
ということで、
WEBデザイナーからグラフィックデザイナーに転身した(逆は多いらしい)
私が感じた
WEBとグラフィック(紙)のデザインの大きく違うとこ3つ
書きます。
ちなみにデザインの作成方法なんかは省略。
ちょっとグラフィックデザインがひいき目かもしれないです。
 

1.修正ができるかorできないか

WEBの場合は例え間違えて公開してしまっても、
後からhtmlを修正して再度アップロードはできます。
やはりこれが、紙のデザインと比べると気持ち的に楽なんです。
当然、紙の場合、印刷してしまってからは修正はできません。
紙の場合は、印刷所への入稿データをデザイナーが持っているので、
印刷した後、誤字脱字があった!なんてことがあると、
デザイナーの責任ぽくなってしまうことがあるんです。
(本当は担当している人達、みんなが確認をするものなのですが。。。)
デザイナーの責任にされている!ということを何回か私は経験済みなので
目を皿のようにしてデータを確認し覚悟を持って校了し
えいやー!っと入稿します。
修正できるかできないかは、
校了の覚悟が違うというところでしょうか。

2.デザインが手で触れるか

私がグラフィックデザインの好きな大きな理由です。
紙のデザインの場合、捨てなければずっと手元に残ります。
また、デザインを作成しているときもプリントアウトをして
手に取りながらバランスを見たりして作成します。
WEBデザインの場合、
パソコンで作成しモニタを通して見ます。
また、パソコンのOSやブラウザによって見え方も異なってきます。
すなわちデザイナーの思い通りのデザインで見てもらうというのは、
難しいんです。
また、更新やリニューアルするデザインは無くなりますし、
そのデータをみるのも、
OSやブラウザーやプラグインなどのバージョンで

古いものは見れなくなってしまいます
WEB制作会社のときにあんなに頑張って作った凝ったデザインも、
今では動かないですし、見れません。
結局、単純な作りのhtmlが残ります。
そのあたり、デザイナーとしての寂しさを感じてしまいます。

3.デザインの歴史の違い

単純にグラフィックデザインの方が古くからあるので
私から見たら親のような年齢の方も
グラフィックデザイナーということもあります。
なので、脈々と受け継がれているものを
師匠から習うと、
それはもう勉強になることだらけで、奥が深い。
それゆえに、グラフィックデザイナーの場合、
よそものを受付けない、認めないというのが
あるのかなと思います。
グラフィックデザイナーに転身した当初は、
元WEBデザイナーだということだけで、
グラフィックデザイナーの方から
デザイン自体分かってないというようなことを
言われたりもしました(笑)
歴史があるというのも善し悪しですね。

まとめ

グラフィックデザインだけでなく、WEBのデザインも両方できたほうがいい!
と私は思います。
それは、それぞれデザインの考え方や作成方法など違うので、
両方のいいところを取り入れられるからです。
そのことで、デザインの提案や作成が多角的にできるようになると思います!