ロゴを納品するファイル形式と大きさとその理由

こんにちは、女性デザイナーの松田です。

 

私がロゴのデザインの添削をしていたときに、生徒さんから

「ロゴを納品するときのサイズはどれくらいにしていますか?」

と質問を受けました。

 

これまで25年以上何百個とロゴを制作してきて、

当たり前のようにやってきたのですが、ロゴを納品することに慣れない方にとっては

不安なことだと思います。

 

長年ロゴを作って納品してとくに不備や不都合がなかったハットツールのやり方を

お話ししたいと思います。よければ参考にしていただければと思います。

ロゴを納品するファイル形式と大きさとその理由

私の場合は、ずばりA4 サイズです。

書類の定番サイズというとやはりA4サイズです。

ロゴを納品する際にも角2封筒に折らずに入りますし、

納品後もプリントアウトの際に等倍で出力しやすいため

使い勝手が良いかと思っています。

 

A4サイズの中に収まりがいいように

大きからず小さからず、ちょうどいいサイズに配置しています。

だいたい比率としてはこんな感じです。↓

logo-size

 

 

納品するファイル形式について

ロゴを納品するファイル形式は、

ai(Adobe Illustrator のデータ形式 バージョンは最新)

eps(Adobe Illustratorでeps形式にする バージョンは10で開く形式)

png(背景は透明)

JPG(背景あり)

上記の4種類のデータ形式で納品しています。

 

それぞれ、A4サイズのaiデータを、

eps、png、JPGに形式を変えて保存しています。

 

png、JPGは縦横サイズが大きくなりますが、

小さいものを拡大すると画像がぼやけてしまいますので、

縮小をして使用していただくことを前提として、

余白をトリミングして使用していただくことを想定しているんですね。

 

 

4種類のファイル形式を納品する理由としては、

【ai】は名刺、チラシなどの紙ものの印刷物で使用されたり、

看板やグッズにする場合にAdobeイラストレーターを使っている業者さんが多いので

ai形式を入れています。

 

【eps】は、Adobeイラストレーターを使っている業者さんの全てが

最新バージョンを使っているかというと、そうではありません。

その場合、epsデータにして古いバージョンを使っている人にも

ロゴデータが扱えるようにしています。

また、epsデータはmacの場合、プレビューで見ることができるので

入れています。

 

【png】は、背景が透明のものを入れています。

主にホームページに使っていただくように入れています。

 

【JPG】は、一番手軽にどこでも開くことができる形式かと思います。

ただ背景が透明ではありませんので、pngと使い分けていただくようになります。

ワードやエクセル、パワーポイントなどの会議やプレゼン資料の作成などにも

幅広く使用していただけるデータ形式なんです。

 

ロゴは納品後、様々なものに使われていきます。

データをポンと渡しただけで納品先のお客様の手間をとらせず、

業者さんが勝手にデータ形式を選んで仕上げてもらえることが

いいデータの作り方ではないでしょうか?

 

ロゴを作ったら終わり ではなく、

その後のロゴの使われ方を想定して

納品することが重要なのだと思います。