イラストが得意でも似顔絵は別モノ
こんにちは、女性デザイナーの松田です。
夫に私の似顔絵を描いてもらいました。
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男か女か分からないほど色気もなく描かれています。
親しい人に見せたら、「よく似てる!」「特徴がでてる!」
とえらいウケています…
ウケているなら、まぁ、よしとしましょう…
さて、この似顔絵、特徴や雰囲気を捉えていて、
夫が私を描いたので、まぁいいかという感じになるのですが、
仕事で描くと、こうあっさりOKというわけにはいきません。
というのも以前、
会社のスタッフ全員の似顔絵を作成してほしいという依頼がありました。
夫がイラストを描けるのでお引き受けしたのですが、
これがとても大変だったんです。
何が大変だったかというと、2つあるのですが、
1つは「似てる似てないは人によって違う」ということなんです。
第三者として私たちは似ていると思っていても
スタッフのAさんは似てないと思うし、Bさんは似ていると思っています。
ひとそれぞれ感覚が違うんです。
2つめは
上司はある程度、かっこよく描かないとならないという
スタッフ間の忖度のようなものが働くということ(笑)
これは修正を重ねるごとに、
どんどん個性がなくなった似顔絵になってくるんです…
似顔絵自体はそんなに難しくないのに、
なぜこんなに大変なのかを考えてみました。
似顔絵といえば、
よく遊園地などで似顔絵を描いているイラストレーターの方がいますが、
その横にたくさんの似顔絵が並んでます。
これを見ることによって
あらかじめ絵のタッチやデフォルメ具合が分かるようになっていて、
お客さんは完成が想像できるんだと思います。
これでイラストレーターの方はイニシアチブをとっているんでしょう。
似顔絵は見る人の感覚に振り回されてしまうので
描く側が特にイニシアチブをとって進めることが
重要になってくるのだと思います。
とはいえ、いろんなタッチを描くことができる夫は
タッチを固められないので似顔絵は難しいんです。
ということで、イラストレーターといえども
似顔絵作成は別モノなんですよね。
2018年07月13日ひとりごと