高校生がハットツールにやってきた!
こんにちは、女性デザイナーの松田です。
昨日は、学習塾のお客さまがデザインに興味のある卒業生がいるので
デザインはどういうものか見せてもらえませんか?ということで、
女子の高校一年生が2名が事務所にやってきました。
話を聞いていると彼女たちは絵を描いたり、何かを作るのが好きだということ。
今は無料のソフトで映像が作れたりするらしく、
自分で歌を歌って、絵を描いて取り込んで、映像を編集して…
プロ並みの映像を見せてもらいました。
宿題として学校に提出したら先生にびっくりされたとのこと。
美術でもなく、パソコンの授業でもなくどの先生に提出していいか迷ったそうで
教科や授業を超えてしまっているんですよね。
こんなのをガンガン作れるなんて、めちゃくちゃ面白いし
今の時代が羨ましいと思いました。
そんな彼女たちに、将来デザイナーになるならないに関わらず、
少しでも「デザイナーは楽しい」ということを感じてほしいなと思いました。
というのも、
私は大学の時に1社だけ、デザイン事務所に面接に行ったことがありました。
今から考えれば、京都にいながらクノールカップスープのパッケージデザインや
ブルボンかどこかの動物のクッキーのイラストを描いているような
大きなクライアントを抱えたデザイン事務所だったのですが
部屋も暗くて話していると全然面白そうじゃなかったんです。
受かりたくないな〜と思っていたら、
案の定落とされてホッとしたのを覚えています。
デザイナーはキツイ、ブラックだ、デザイナーは儲からないなんて
言われていますが、いえいえ、めちゃくちゃ面白くて奥が深い仕事なんです。
そう最近ではデザイン経営なるものが注目されていて、
2015年に特許庁がデザイン経営を推進する宣言を出したのですが、
このデザインの力をブランドの構築やイノベーションの創出に活用する経営手法に取り入れる
「デザイン経営」が推進されています。
そのためにはデザイナーもデザインだけ作成している従来のデザイナーではなく
ユーザー目線になったり、集客や経営のことなどきちんと知って
経営者と対等に話せる知識をつけておく必要があります。
話は戻りますが、
いろんな可能性を秘めた彼女たち、どのような方向に行くのだろう。
将来を考える時、ほんの少しでも今回のことが判断材料の一つになれればいいかな。
思いっきり羽を広げて飛べる職業に巡り会いますように(^^)
2018年08月20日ひとりごと