仕事を受け継ぐ
こんにちは、女性デザイナーの松田です。
昨日は一日中、ザーザー降りの多めでしたが今日は一転、
快晴で暖かい!
寒いのが嫌いなので、暖かいと嬉しいのですが、
こう寒暖差があるとちょっと気持ち悪いですね。
さて、兼ねてから参加しているビジネスの勉強会。
その仲間の中に日本橋の老舗のお弁当屋さんが創業170周年を迎えられました。
冗談好きでイラズラ好きな旦那さんらしい
おせんべいをいただきました。
それにしても創業から170年も事業が続くってすごいですよねー。
初代は江戸時代とのことです。
そう考えると途方もない時間を感じます。
私の父は、京都で着物の絵付けをする京友禅師の職人でした。
職人というものは、お商売が下手とよく聞きますが
父もやっぱりそう。
私は美大に進学すると先生や友達に「継がないの?」とよく聞かれていましたが、
一生懸命に着物に絵を描いていましたが、
得意先に振り回されていたり、いつも儲からないと
やっぱり「仕事を継ぐ」という選択枠は自然とないですよね。
父も母も継がすというような考えもサラサラなかったので…
ということで、私は伝統とは真逆のゲーム会社に入ったのでした。
ゲーム会社に入って、WEB制作会社に入って、
そしてグラフィックデザインに魅力を感じて、
今はそちらをメインにしていますが、
このグラフィックデザインという仕事は
祖父(父のお父さん)と同じなんです。
ちなみに祖父は父の子どもの頃に亡くなったので私は会ったことはありませんが、
祖父がデザインしたお菓子の缶やチケットが実家に残っています。
そう考えると私の場合は「仕事を受け継ぐ」というよりも
いろんなデザイン業の中から、このグラフィックデザインが1番面白いと感じて
自然とこの仕事に着いたんです。
なのでこのグラフィックデザインの仕事が
DNAに組み込まれているのかなと思ってしまいます。
ということで、書類など何にもありませんが、
私もなんだかんだで三代目かしら…と思うと
老舗ぽくていいもんですね〜。
2020年01月29日ひとりごと