販促物のデザインは必ず下準備「構成案」を作る
こんにちは、女性デザイナーの松田です。
ハットツールでは、チラシやパンフレット、ホームページでも
ロゴ以外の販促物は必ず「構成案」を作って
お客様と記載する内容のやり取りをします。
デザイン完成までの流れとしては
1打ち合わせ
2構成案を出す
3構成案の修正
4デザイン案を出す
5デザイン案の修正
6デザインの完成
とざっと6工程あります。
2の構成案とは、建築で言うところの「設計図」。
この設計図を作らずに打ち合わせ後、
2と3を飛ばしていきなりデザインを作って見せたら
たいていお客様と揉めます。
ちなみにハットツールで作る「構成案」はこんな感じです。↓
うちではきちんと作り込みます。
ここまで作り込んで、これを見せながら、
お客様の考えが反映されているかをお客様自身にご確認いただきます。
お客様と修正のやり取りをして、ほとんど文字修正がない状態にして
ようやくデザインにとりかかります。
ですが、そうではない方がいますね。
ずいぶん前、ハットツールのお客様から、
インタビュー動画を作って欲しいと言われました。
しかしハットツールは動画はスマホレベルで撮りますが専門ではないので、
知り合いの動画コンサルタントで、昔テレビ番組を作っていたという
元ディレクターだった方をお客様にご紹介したのでした。
3ヶ月後、そのお客様から焦った声で…
「これが完成と言っていきなり見せられたのですが、
とてもじゃないけど完成じゃないんです!
松田さん修正を言ってもいいものかわからないし…
どうしましょう!!」
と連絡がありました。
動画を見ると、インタビューした動画をただ繋げているだけで
編集は全くしていません。言い澱みや「えーと」「あー」「うー」もそのまま。
編集されていないので、話が長く特に伝えたい部分が際立ちません。
聞けば、インタビューをしたあと絵コンテもなく
完成版が送られてきたそうです。
動画の設計図である絵コンテがないとは…
本当にテレビ番組を作っていたのかなと思ってしまいますし、
作っていたら絵コンテが必要なこともわかっているはず…
ということで、急遽私が絵コンテを作り、
その動画コンサルタントに渡してそのまま作ってもらったのでした。
その後の打ち合わせでは、いつもの勢いはなく平謝りでしたが、
動画のクオリティーの出来不出来ではない
ごまかすような仕事のやり方は、この方の全てを疑ってしまいました。
そしてまた、別のお客様からSOSが…
ホームページを業者さんに頼んでいたけど
いきなり完成ですと言われたとのこと。
話を聞けばこれもホームページの設計図である
「サイト構成図」がありません。
サイト構成図はホームページを作る際には必ずいるものです。
ホームページ制作業者さんならわかっているものだと思いますが…
このような下準備を怠る業者さん、本当に良くないです。
いい業者悪い業者を見分けるのは、この下準備である
「構成案」をきちんと書くかどうかで見分けられるのではないかと思います。
2021年02月10日ひとりごと