私の自宅には『北斎絵事典』という
マニアックな事典があります。
内容は葛飾北斎の絵が
動物、鳥、植物、人物など
ジャンルごとに分類してあり、
ずっと眺めておれます。
ふと、だいぶ前に葛飾北斎の絵は
著作権が切れていると聞いたことが
あったので調べてみると
一番有名な『冨嶽三十六景』シリーズは
商用も含めて著作権フリーでして
そのほかにも、歌川広重の
『東海道五十三次』シリーズなども
商用を含めて著作権フリーで、
いろいろ、他にもたくさん出るわ出るわ
もう例をあげればキリがありません。
浮世絵以外も世界中の名作も
パブリックドメインで商用利用可能なものが
有名な美術館のサイトで
無料でダウンロードできるとのこと。
(パブリックドメインとは、
著作権が発生してないか
消滅した状態のことです)
美術館のサイトをまとめてある
ページのリンクを載せておきますね。
↓
【PHOTOSHOPVIP】
これまで絵画は、美術館で豪華な額に
入って展示されていて、
少し離れたところから眺めるだけで、
写真を撮ることも許されず、
遠い存在でした。
しかし、今の時代、これらの絵画を使って
デザインを作っていいんだ!と思うと、
何を作ろうかとワクワクしてきます。
名画なので、文字を少し載せるだけで
素晴らしいデザインになるでしょうし、
絵画の一部をトリミングして使うのも
面白いでしょう。
マグカップやスマホケースなどはよく見かけますが
大胆にトリミングしてTシャツ、
ショップカード、ポスターやパンフレットの表紙
など、販促物に作ってみても
知名度がある名作は面白いのではないかなと
思います。
最後に、少し注意事項を描いておきます。
近代以降に描かれて絵画は
要注意です。
著作権は作者の死後70年経たないと
著作権は切れません。
くれぐれもパブリックドメインのものを
使用してくださいね。
また、パブリックドメインであっても
権利が消滅するわけでないらしく
作者の死後70年でも作者の人格を守る
「著作者人格権」は保護されるので
作者を馬鹿にしたり遺族を傷つけるような
ものは遺族から訴えられるケースがあるので
節操とサイトの注意書きを守って
素材として使ってデザインの幅を
ぜひ広げてくださいね。