チラシは「読んでもらう」ことで
理解が深まり、安心感や信頼感が生まれ
来店や商品の購入などの成約につながります。
なのでチラシ作りの基本は、
「目を引く」ということもありますが
目を引いた後、読んでもらわないとなりません。
なので「読んでもらう」ことも、
頭に入れながら作ることも基本になります。
よくこのメルマガでお伝えしていますが
チラシを捨てるかどうかの判断は
1秒以内と言われています。
なのでチラシ全体をパッと見て
文字がギッシリ詰まっている
小説のようなチラシは
もちろん読まれる確率はだいぶん低くなると
お分かりになられる方は多いかと思います。
だからといって、文字量を減らして
それで良いかというと
そうではありません。
文字量を減らした後、
次はいかに「読みやすく」するかが
課題になります。
そこで文章を読みやすくする
レイアウトの3つのコツを
お教えしたいと思います。
1.一行が長すぎない
一行が紙の端から端まで
改行せずに行幅が長い文章の場合、
ぱっと見、デザイン全体のまとまりは
よく見えます。
しかし、文章を読んでいると
すでに読んだ行を二度、三度と
目で追ってしまうことありませんか?
そうなると読むのに疲れてしまうので
ブロックを2つに分けるなどして
行幅を狭くして、読みやすく気遣いをする
ことが必要です。
2.字間・行間を広めに
文字量は少なくても
字間や行間が詰まっているのを
ほんとよく見かけます。
参考までに私の場合を紹介すると、
イラストレータでデザインをする場合は
文字間隔は0で文字組みをすることは
ほとんどありません。
スペースがあればできる限り
字間の数値をギリギリまで広く取りますし、
行間も、文字サイズ+(文字サイズ×0.5)を
最低の行間の基準値として
そこから+1〜3ptくらいを目安として
行間を設定しています。
字間も行間も狭すぎても読みづらいし
反対に広すぎても読みづらくなるので
よければ参考にしてみてください。
3.重要な箇所は、太字や色変え、
サイズ変え、下線などを入れる
チラシを隅から隅まで熟読する人は
ほとんどいません。
そのことを考えると
文章を全部読まなくても、パッと見ただけで
言いたいことが伝わるようにする
工夫が必要です。
ところで皆さんは学生のころ、
教科書のテストに出題されそうな
重要な箇所に赤線を引いた経験は
あると思います。
テスト勉強の際に、教科書をめくって
赤線の箇所を見つけて
覚えていきますよね。
それと同じように
文字がいっぱい書かれていても
赤線が引かれた文字は目立つので
文章を全て読まなくても
伝えたい部分に赤線や太文字、
色変えなど工夫をすることで、
ピンポイントで伝えやすくなります。
チラシは文字を単純に少なくするだけではなく
いかに読みやすくデザインするかが
非デザイナーとは違うところで
プロのデザイナーとしての腕の見せ所です。
だからと言って、文字を少なくしすぎて、
肝心なことが伝わらないのでは
本末転倒です。
文字は多くてもチラシで集客はできます。
ただ「読みやすい」デザインにすることです。
文字が多くても少なくても、
どちらも「読みやすさ」は重要なんですね。