自分をアピールするポートフォリオ(作品集) ~その82(3)~
ページのレイアウトを教えてください。
ポートフォリオ(作品集)の中に収める作品が多いと相手の集中力が途切れてしまうとはいえ、あまりに少ないと見栄えがしません。
理由は、「品量が多い=経験豊富」という認識があるため、ページ数が多い厚めのフォルダの方がよいかと思います。
とはいっても、2冊、3冊となってしまうと、見る側も集中力が続かないので、1冊にまとまるぐらいがよいのです。
冊数が多いと、持参するのも重くて大変です。
次は、ページのレイアウトについて考えてみましょう。
例えば、ひとつの仕事で、ロゴ、チラシ、ポスター、パンフレットを作った場合、見る側としては、1ページにまとめられていた方が見やすいと思います。
また、パッケージなどの立体ものは展開図をそのまま載せる方法もありますが、立体になってた方がわかりやすいものです。野外の展示物もどのような状況で展示されているのかがわかるように遠景写真を撮るのもよいでしょう。
かつて私は大学卒業時に就職活動をしていた頃、伺ったデザイン事務所にB全サイズの大きな作品をそのまま持ち込んだことがありました。
学生らしいといえばそうなのですが、今考えると、見る側にとってはずいぶん迷惑だったことでしょう。そのせいか不合格でした(笑)。
ポートフォリオを作るという作業は、見る側の視点で作ることが重要です。