問い合わせをする見込み客の気持ちを考える 〜その96(1)〜
自店に興味があるお客さんもひと括りではないのですね。
先日、とあるセミナーに参加しました。その内容は、「見込み客」から「絆客」にするまでの自社の取り組みを表面化していくというもの。
・見込み客
・新規客(1回目の買い物をした人)
・リピーター(2回以上リピートして買い物をする人)
・絆客
それぞれぞれのお客さんにどんな取り組みをしているのか、付箋にその内容を書いて表に貼っていきました。
HAT TOOL DESIGNの場合、まんべんなく取り組んでいると思い込んでいましたが、実際、表にして洗い出してみると、手薄な部分に気付くものです。
セミナーで同グループだった方に、アドバイスをもらい、幸いにも最善策を見つけることができました。
このときのグループは4人で、そのうちの2人(AさんとBさん)は、「見込み客」を「新規客」にすることにとても苦労されていました。
まずは、Aさんの状況から紹介します。
Aさんの職業は訪問マッサージ。訪問マッサージとは、寝たきりのお年寄りや体の不自由な方のために、血行促進やを筋肉萎縮防止のためにご自宅でマッサージをするというお仕事です。
介護施設のケアマネージャー経由でAさんに依頼がきます。
ということもあり、見込み客は介護施設のケアマネージャーです。
Aさんの見込み客への取り組みは、自身の電話番号を記載したチラシを介護施設に配っているとのことで、ホームページはありません。
Aさん曰く、電話が鳴ってもマッサージの施術中で電話に出られないことも多く、また、電話口で口頭でサービスの説明をするとのこと。
その後、ケアマネージャーから連絡がないことも多々あるそうです。
<その96 つづく>