手書きをデザインに取り入れる 〜その121(1)〜
手書き文字を作成するのは難しいのでしょうか?
よくフォトショップやイラストレーターに組み込まれているブラシで、ペンや筆素材のものはありますが、今回は自分で作成する方法を紹介します。
自分で作ると若干手間はかかりますが、アプリケーションに組み込まれているものとは味わいが格段に違います。
また、自分で書くため、同じように二度と書けません。
偶然、とんでもなくいいものができる奇跡も起こります。
これが実に面白いのです。
私がよくやっている手法は、
1.紙に書く
2.書いたものをスキャナーで取り込む
3.取り込んだものを、イラストレーターのライブトレース機能でパス化
この3つの工程でデザイン素材ができあがります。
これに色を付け、大きさを変え、レイアウトに組み込んでいきます。
用意するものは、
・紙=和紙や半紙
・書くもの=筆(+墨汁)、万年筆(+インク)、サインペンなど
「にじみ」と「かすれ」。これが味になります。
どの紙に書くかが重要となるので、薄めの半紙だとにじみすぎたり、同じ和紙でもにじみやかすれがうまく出ないこともあります。
紙は種類の違うものを数枚用意しておくのがよいでしょう。
和紙に万年筆を使って描いたイラスト。
アップにするとインクのにじみやたまり、線の太さが異なるのがいい味になっていると思います。
<その121 つづく>