文字が少ない!内容がスカスカな時は 〜その130〜
隙間ばかりで内容がないのをどうすれば誤魔化せますか?
ときどき、お客様から原稿をもらうと「えっ!これだけ!?これでは、デザインがスカスカ!どうしよう!困った!」という時がありませんか?
空間を埋めるために、飾り枠や罫線を使ったり、写真やイラストを思いっきり大きくしてもスカスカ感は否めないといったことはあると思います。
そんな場合の対処法として、私は「英語」を使います。
ちなみに、英語は日本語よりもおしゃれに見えると思っている方は多いはずです。
例えば、インテリア系の写真で英字新聞や洋書が小物として置かれていると、おしゃれだなと感じたことはありませんか?
では、具体的に私がよくやっている手法を紹介します。
大きな英語見出しの下に小さく日本語を入れて装飾とアクセントを兼ねたパターンです。
その逆のパターンで、日本語タイトルに小さく英語を入れてアクセントをつけました。
英語を半透明に透かし模様のように見えるくらいの濃度にして、あえて文字が重なるように上に日本語を載せてみました。
英語の長文を下地として、薄く敷いて背景のパターンにしました。
英語はフォントによってデザインの雰囲気も変わってくるので強力な装飾ツールになります。
街を歩けば、レストランのメニューなど、さまざまな場所で装飾的な役割として英語が使われているのが目に入ると思います。
装飾的な役割だからといって、スペル間違いや文法間違い、意味の通じない英文はNGです。
仮にネイティブの人に読まれることも想定して、注意すべきでしょう。
ちなみに、この装飾の手法は英語だけでなくて日本語の場合も使えます。
例えば、原稿の文章を読みこんで、その文章を漢字一文字で表したらどの文字がふさわしいか自分なりに考えて、楷書体で一文字大きく載せて飾ると重厚な雰囲気になり、グッとデザインが引き立ちます。