現場の写真を入れる ~その17(1)~

どんな写真が効果的なのか知りたい。

以前、ある男性のクライアントさんの依頼で
チラシを作成しました。

彼が仕事をしている写真と店内の写真を
チラシに載せてはどうかと提案しました。

すると、クライアントさんは
「男の仕事風景の写真を載せても
色気はないし、絵にならないですよ。
女性スタッフもパートだし、
写真を撮る時間が合わない」
というお返事。

また、店内の写真は
「部屋が畳なので、
写真映えしなくて恥ずかしい」
と消極的。

普段、お客さんが来たらその畳の部屋に
お通ししているのに
写真に撮られて恥ずかしい部屋とはどういうことでしょう。

なんとか、ご本人の顔写真だけ
いただくことができましたが
結局、チラシのほとんどが
かわいらしいイラストになってしまいました。

チラシやリーフレット、パンフレットに
掲載する写真をどんな内容にするのか。

例えば、
マッサージなどの施術風景の
写真を載せたい場合、
撮影するとなると、事前にお客さんにお願いして
チラシ掲載の旨の了承を得なければいけません。

また、
カメラマンが撮影するのか、
自分自身で撮影するのかも決めなければいけません。

大抵のクライアントさんは
頑張ってご自身で撮影されているようです。

 

訪問マッサージリーフレットのデザイン作成

時々、クライアントさんの中には、
無料の写真サイトに洒落た写真が載っていたので、

「それを使いたい」、また、「イラストにしたい」というご相談をいただきます。

よほど、
お客さんに頼みにくいのなら仕方がないのですが
私としては、あまりおすすめできません。

そのようなことを相談されるクライアントさんには
「何のために、写真を載せるのか?」、写真の意味を
お話しさせていただいています。

あなたのお店やサービスを
これから利用していただく未来のお客さん
に知っていただくためなんですよね。

実際の現場や店内の写真と
無料の写真やイラストでは、
臨場感(リアリティ)が全く違ってきます。

<その17 つづく>

 

 

 

 

 

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