アピールする名刺 ~その26~

名刺のデザインには何が大切ですか?

先日、新しく名刺を作りたいと
ご来社いただいたお客さんから
今、使っている名刺をお見せいただきました。

真っ白い名刺に
名前、肩書き、住所、電話、メールアドレス、URL
が載っていて、
デザインは、とにかくスッキリしてシンプルなものでした。

紙は、ミスタービーといい、
ハットツールでも人気のある、手触りもよく、
やわらかい風合いの高級紙です。

デザイナーに頼んで作成したというだけあって
 大きな余白を活かした
 大変美しいデザインの名刺でした。
(下記はその名刺のイメージです)

シンプルすぎる名刺のデザイン

そのお客さん曰く、

「シンプルな名刺を希望してデザイナーにオーダーしましたが、

できあがった名刺を配っていて気付いたのは、
これではパッと見て、なんの仕事をしているのか
わかりにくく、
アピールができていないと思ったのです。
そして記憶にも残らない名刺だったのです。」
とのこと。

名刺には、
連絡先を伝えるという大きな役割がありますが
交流会や懇親会などの場では、
不特定多数に配りますので
営業ツールとしても大変活躍します。

自分の好みだけで名刺を作っている人も少なくありませんが、

今回のお客さんのケースのように
シンプルな名刺のデザインの場合、
アピールできていないということもあります。

シンプルな名刺がよくないというわけではありません。

大企業ほど、名刺のデザインは面白くない、
シンプルなデザインの名刺になりがちです。
これは、会社の名前が有名だからなのです。

では、個人事業主の場合はどうすればよいでしょうか。

自分や仕事をアピールしたい場合、
自分の好みや希望を3割程度に抑えて、

残り7割は、自分の好みを我慢して
下記を入れることをおすすめします。

・サービス内容を端的に入れる
・キャッチフレーズや理念を入れる
・後で名刺を見返して思い出してもらえる工夫をする
(顔写真やイラストを入れるなど)
・専門用語の多用に注意する

上記を客観的な視点で名刺に盛り込むことで、
名刺交換の際に会話が弾んで仕事につながるなど、
営業ツールとしての役割がグッと増します。

ただし、大前提として、
ハサミのカットが歪んでいたり、
インクがかすれていたり、
名刺の切り目のミシン目が見えるなど、見た目が悪いのは問題外です。

 

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