お客さんとのやり取りを増やす販促術 ~その58(2)~
商品を購入後のフォローはどうすればよいですか?
人は繰り返し接触する機会が多くなればなるほど、それだけでその対象に対して好感度が高まるという心理学の法則を「ザイアンスの法則」と呼びます。
この法則は、
1.人は知らない人に攻撃的、冷淡な対応をする
2.人は会えば会うほど好意を持つようになる
3.人は相手の人間的な側面を知ったとき、 より強く好意を持つようになる
というものです。
この「ザイアンスの法則」を使った販促活動の例を前回に続き、いくつか紹介します。
前回は、やり取りのきっかけを作るために「無料」にする例を挙げました。
■購入直後、忘れられないうちに出す手紙
この類で有名なものに、「サンキューレター」があります。 購入後、最低でも3日以内に出す手紙です。
サンキューレターのポイントは、「個人的な雰囲気のデザイン」、 つまり、家族や親しい友達、知人から送られてきたように感じる雰囲気にすることです。
たとえキレイでクールなデザインでも、少しも親しみを感じられないものだとしたら、本末転倒です。
このレターからお客さんとの対話が始まっているので、できるだけ親しみを感じる雰囲気を出すようにしてください。
■購入後1週間で出す「いかがでしたか?」レター
「いかがでしたか?」レターとは、「ご満足いただけましたか?」と尋ねるツールです。
購入後というのは、不安になったり後悔することが 多いといわれています。
特に高額商品や購入頻度が少ない商品の場合は、誰でもそのような思いをした経験があるのではないでしょうか?
そんなときに、「いかがでしたか?」と手紙が来れば、うれしいものです。
その商品を購入したことが間違いではなかったと確信を持ってもらう狙いがあるのです。
以上、お客さんとやり取りの回数を増やす販促術を3種紹介しましたが、その他にも、一方通行とはいえ、ブログやメルマガ、ニュースレターなどもあります。
どれも、お客さんとのやり取りの回数を増やすことで、常連さんや上得意さんにレベルアップするための作戦です。
業種によって、合う合わないがあるかと思いますが、 ぜひ、参考にしてください。