チラシの内容はストーリーで考える ~その76(4)~
原稿はどの時点で書けばよいのでしょうか。
チラシを作成する際、「ストーリー」を組み立て、「テーマ」と「ゴール」を設定し、テーマを外枠から核へ細分化します。さらに、読者の心の動きの仮設を立てる話の続きです。
■その4 各枠の原稿を書く
ストーリーの枠組みが組みあがったら、 各枠の原稿を書きます。
1枠に興味を持ってもらえなかったら、2枠目、3枠目を読んでもらうことはありません。
読者の心はバトンリレーのようにつながっていく状況を想像してください。
第一走者がコケてしまってはいけません。うまくバトンをつなぎ、ゴールまで導いてあげてください。
今回の内容は、私が実際にチラシを作成する際の作業を分割し、そのなかのひとつの作業です。
この後、キャッチコピーを考え、仮デザインを作成し、デザイン作成へと進んでいきます。
よって、詳細を打ち合わせていないのに、「とりあえずチラシを作ってください」「パパッとチラシを作ってください」などと依頼される方がいらっしゃいますが、それでは困ります。
これではまるで、白い何もない部屋で紙と鉛筆だけを渡されて、「とりあえず絵を描いて」と言われてるのと同じです。 何を描くのか考える時間は必要です。