商品のバックボーンを語る ~その81(2)~
商品の売りを探すのが大変なのですが。
前回、紹介した果物も明太フランスも、それぞれの商品のバックボーンを知ったことで価値が上がりました。
そのことで、「欲しくなる=買いたくなる」のだと思います。
また多少高くても買うという方が多いのではないでしょうか?
売る側からすれば、一言添えられた「手でブルーベリーを収穫すること」や「1日8回、焼き上げること」など当たり前のことなのかもしれません。
こういうプロの技やこだわりは一般の消費者からすると、当たり前ではなく、こだわりに思えてしまうのです。
私は、お客さんのチラシなどを作成する際、バックボーンを引き出すことに意識しています。
・開発された背景
・作る過程でのこだわり
・志した理由
などは誰も真似ができない唯一無二なものだと思っているからです。
それが他社や他店への差別化になるのです。
どの商品、どの人にも必ずバックボーンはあります。その価値をどれだけ見逃さず、伝えられるか。
「親切・丁寧」が売りでもよいのですが、できるなら唯一無二の売りを考えてください。