意思疎通をスムーズにするちょっとした解決策 〜その98〜

伝言ゲームになることがよくあります。

 

先日、1ヶ月の間に、それぞれ別のお客様から「依頼したデザイナーから思い通りのデザインが上がってこない」というご相談を立て続けに3名から受けました。

 

同業者として、そのような愚痴を聞くのは何とも心苦しいものです。

 

お客様のお話を聞く限り、お三方とも共通して言えるのは、デザイナーとの意思疎通がうまくいっていないということです。

 

その理由として、一つは、お客さんとデザイナーの間に営業担当者がおり、直接的なやりとりは営業担当者と行っていたことがわかりました。

 

これは、デザイナーにとっては、よくある打ち合わせといっても過言ではありません。

お客さんは要望を営業担当者と詰め、次に営業担当者がデザイナーに伝え、デザイナーがデザインを作成します。まるで伝言ゲームのようなものです。

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この方法では、営業担当者に要望を「くみ取る力」とデザイナーにイメージを「伝える力」がなければ、見当違いなデザインが仕上がってしまい、後々、修正ばかりすることになってしまいます。

 

私も会社勤めのデザイナーのころは、このパターンによく陥りました。

 

対策としては、デザイナーがお客さんと直接やりとりをすることです。

 

客先に出る機会があまりないデザイナーにとっても、いい勉強になり、お客さんにとっても話がスムーズに進むのであれば、一石二鳥です。

 

デザイナーとうまく意思疏通ができないパターンとして、デザイナー側にお客さんの要望をくみ取る力(想像力)が足りないことも多々あります。

 

お客さんとの関係は、相性もありますので、私も合わないお客さんの場合だと、くみ取るのが難しくなります。

 

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