デザインの中にある繰り返しの法則 〜その102(1)〜
同じデザインが続くと飽きないのですか?
デザインの中の「繰り返し」とは、どういうことか分かりますか?
デザイン全体に統一感とオリジナリティを出すために、同じデザインの要素を繰り返して使う手法です。
例えば、HAT TOOL DESIGNのホームページを例に説明します。
ページ上部にあるロゴやリンクナビゲーション、ヘッダー、背景などは、ページが変わっても、同じデザインが繰り返し出てきます。
ユーザーにとっては、どのページでも同じものが繰り返されているので、その部分を単純化して見ることができます。
つまり、安心してページを見ることができるのです。
これはパンフレットなどの冊子にも言えることです。
このパンフレットは、ページのヘッダー部分に一本の糸が繋がり、それぞれ違う形をかたどる遊びを入れています。
ページをめくっても 、ヘッダーの位置や色、背景の色、見出し、小見出しなど、それぞれのデザイン要素が、3回、4回と繰り返されているのでページの内容は違えど、同じように見える効果を狙っています。
これが「見やすさ」につながるのだと思います。
見やすければ、伝わりやすいのです。
<その102 つづく>