和文フォントと英文フォントを組み合わせる 〜その129(2)〜
フォントの組み合わせで気をつけることは何ですか?
文字列だけでいかにデザイン性を出しておしゃれに見せるか、名刺のデザインはフォントですべてが決まると言っていいでしょう。
前回、「小塚明朝」と英数文字は「caslon Pro」を組み合わせたパターンを紹介しました。
今回はゴシックバージョンを紹介します。
以下の2点を見比べると、和文フォントと英文フォントを組み合わせたほうが数字部分がすっきり見えると思います。
他にも相性のよい組み合わせはあると思いますが、和文フォントと英文フォントを組み合わせるコツとしては
・雰囲気が似ているのを選ぶ
・太さが似ているのを選ぶ
・サイズを合わせる
特に「サイズを合わせる」は、同じ12ptでも英文フォントの方が若干小さいので少し大きくして1行のバランスを整えます。
ちなみに、上記の例は、「caslon」を115%、「Avenir」を110%と大きくしています。
手間は掛かりますが、この小さな積み重ねが、名刺のデザインのクオリティーを押し上げているのだと思います。
また、このテクニックは名刺だけでなく、チラシなどにも応用がききます。
組み合わせは、まだまだ他にもたくさんあると思うので、ぜひ自分だけの鉄板の組み合わせを考えてみてください。