文字に雰囲気を加えるちょっとした工夫 〜その2〜
デザイン面で、漢字とひらがなの使いわけを知りたいのですが。
前回、ライターさんがひらがなと漢字を使いわけて、パッと見の字面(じづら)だけで重厚感を出す手法を紹介しました。
さて、デザイナーはどのように応用すればよいでしょうか?
下の例を比べてください。
ほぼ同じ文章ですが、雰囲気が違って見えませんか?
どちらかというと、
漢字が多いAがかしこまった雰囲気で、ひらがなが多いBがやさしくカジュアルな雰囲気がしませんか?
文章をデザインに入れ込む場合、内容はもちろんですが、このように字面も全体的な雰囲気に合っているのかどうかも確認しながら、文章を作成することが大切です。
その文章がキャッチコピーとして大きいサイズで扱われる場合、特に紙面の雰囲気は違ってきます。
本文でも、文字量が多いと、漢字が醸し出す雰囲気が強くなります。
細かいことですが、この目配りも差がつくテクニックの一つです。
ぜひ参考にしてみてください。
ちなみにこのメルマガは、親しみやすく読みやすいことを心がけているので、ひらがなを多めに使用しています。