数字で説得力アップ 〜その2〜
数字で言い切ることに戸惑いがあります。
前回、曖昧に表現するのではなく、具体的に数字で表す効果について紹介しました。
数字によって、解釈がひとつに定まるので、ごまかしは効きません。
先日、会員制のクリーニング店の新規オープンのチラシを作成しました。
オープン記念の特典は、会員登録した方へトートバックプレゼントでした。
チラシを見た人に、いち早く会員登録してもらいたいという狙いがあり、少しでも焦せらせるために、「いつまで」「何人に」プレゼントをするのか、具体的な数字を入れることを提案しました。
結果、「先着100名」と設定しました。
この「100」という数字を決めることで、クリーニング店のオーナーにとっても、最初に達成すべき目標となる数字が定まったのでした。
このクリーニング店のように、数字を率直に出すことができる場合はよいのですが、そうでない場合ももちろんあります。
数字にするということは、考えを具体化し、言い切ることです。
曖昧さが逃げ道だったものが、その逆を表現することでプレッシャーにつながってしまい、数字を出すことを嫌がる方がいらっしゃいます。
こればかりは、ご本人の意思なので仕方ありません。
一般的には、数字化すると説得力が増す要因として
・曖昧さがなくなるので、想像しやすい
・漢字やひらがなの文章の中で数字は目立ちやすい
などが挙げられます。
数字を出すと曖昧さがなくなり、言い切ることになるため、言葉に力強さが出るのではないかと思います。
ある意味、「覚悟」のようなものがにじみ出ているのかもしれませんね。