お客様の声を載せるということ
チラシやホームページからの問い合わせを増やす方法として、いくつかのコツがあります。
問い合わせを増やすには、まず見た人に「信用」していただくことが大事になのですが、そのために代表的なコツは
・顔写真
・お客様の声
・値段
・よくある質問
などを載せることです。
今まで何度かこのブログで顔写真について取り上げていますが、HAT TOOL DESIGNでお客様のチラシなどを作成する時に顔写真と同じぐらい、載せることに難色を示されることが多いのが「お客様の声」です。
難色を示される理由はなんとなく想像がつきます。難色を示される方を見て思うのが「お客様に頼んで、声をもらうことができない」ということなのです。
確かに、お客様から頼まれることはあっても、こちらから何かを頼むのは「厚かましい」「めんどくさい」などと思われたらどうしようかと、気が引ける気持ちはよく分かります。
HAT TOOL DESIGNのホームページにもお客様の声を載せていますが、最初にお客様に依頼する時には、頼んでいいものかどうかとても迷いました。
https://www.hattool.com/category/voice
比較的仲のよいお客様に、おそるおそる勇気を出して頼んでみると、実にあっさりと引き受けていただき、拍子抜けしたものでした。
1人、2人、3人とお客様に頼むごとに、当初に抱いていた気の引けめは次第に弱まり、自分自身の意識が変わってきた感じがします。
お客様に声を依頼するコツは、仲がよかったり、言いやすいお客様にまずは頼むことだと思いますが、起業して月日が経たない店舗でも「1週間待ってください!お客様からコメントを取ってきますので」と言って、5件ほど顔写真とともに集めていただいたこともありました。
一方、長くそのご職業についているベテランの方でも「う~ん」と難色を示す方や「それほどお客様と仲良くなっていない」と、おっしゃる方もいます。
中には、載せることができない職業もありますが、それは別として、店主とお客様との関係性や思い、これから作ろうとしている販促物(チラシ、ホームページなど)の制作に取り組む本気度合い、経営に対する覚悟などが一気に透けて見える瞬間です。
10人、20人の声が必要というわけではありません。1人でも、2~3人でも構わないのです。要は0でなければよいのです。
「たかがお客様の声でしょ」とお思いになるかもしれません。
しかし、お客様の声を販促物に載せるとお店の「信用」に繋がるのは、そういった覚悟が表ににじみ出て、見た人にも伝わるのだと思います。