チラシデザインの印象は紙で変わる~紙の選び方 ~その3(2)~
こんにちは、女性デザイナーの松田です。
「手触りのよい紙を選びたい」
私がチラシの紙を選ぶときは、
まず、2つのポイントを考えます。
「手触り」と「厚さ」です。
[ポイント1 手触り]
紙の表面がツルツルなのか、ザラザラなのか?
手触りがツルツルの紙なら、
「コート紙」「マットコート紙」「上質紙」の3種類のうち、
「コート紙」が一般的によく使われています。
「コート紙」は、
よく新聞に折込んであるスーパーのチラシ、
ポスティングされている宅配ピザやお寿司のメニュー、
不要品回収などのチラシなどです。
また紙の表面には、テカっとした光沢があります。
紙の色は、蛍光灯のように青っぽい白色です。
紙の厚さによっては多少安っぽい印象に
なってしまいます。
ハットツールのお客さんにも
「よくあるテカテカの薄い紙は安っぽくてイヤなんです」
とおっしゃる方もいらっしゃいます。
少しでも落ち着きや高級感を求めるなら
「コート紙」よりツヤを消した「マットコート紙」を
オススメします。
手触りがザラザラの紙なら
3種類の中で唯一、「上質紙」がそれにあたります。
手で触ると、ナチュラルで自然な風合いを感じます。
「上質紙」は一般的にはコピー用紙です。
印刷の仕上りは、コート紙と比べて
色がくすみ、若干かすれた感じになります。
この印刷仕上り具合をうまく利用すると、
自然でオーガニックな雰囲気がでるんです。
また、上質紙は、ボールペンで記入しても、印鑑を押しても
すれたり、色移りしないのでアンケートや申込書など
書き込みがあるチラシに向いています。
下記にコート紙、マットコート紙、上質紙の3種類の
紙の質感、鮮明度、価格の違いをまとめました。
<その3 つづく>