お客さんを見極めないと販促物が無駄になる ~その16(1)~

 

どんなお客さんにチラシを配ればよいのでしょうか?

このメルマガの読者は、
デザインに興味がある人、デザイナー、
自分で販促物を作ってみようという事業主が
大勢いらっしゃるかと思います。

今回は、せっかく作った販促物が無駄にならないようにお客さんを見極める話をしましょう。

例えば、
飲食店の場合、
オムライスが食べたくて街を歩いていたとしても、
蕎麦屋のランチがいつもの半額だったら、
予定を変えて蕎麦屋に行く人は多いと思います。

小売業の場合、

ユニクロを例にとると
「ヒートテック」が特売で300円で販売されていたら
衝動的に買ってしまう人もいるでしょう。

どちらの場合も、予定になかったけれど
「値段が安い」ということで買ってしまう例です。

今まで眠っていた欲求が起きる。

すなわち潜在客だったものが
顕在(いますぐ)客になるのです。

飲食店や小売業の場合、
このような現象が起きやすいものです。

逆に言えば、
値段を下げても購買欲求が起きない、
つまり、眠っている(潜在)客が多いのが
サービス業なんですね。

例えば、
医者、弁護士、美容師、葬儀屋、結婚式場、
学習塾、タクシーの運転手、リフォーム業、
マッサージ業、デザイナーなど………
あげればきりがありません。

サービス業の場合、
飲食業や小売業と違い、例え300円でも
ケガや病気にならないと病院に行かないし、
相続などトラブルにならなければ弁護士に相談しないし、
髪が伸びなければ美容室に行かないし、
肩や腰が痛くならないとマッサージにも行きません。

飲食業や小売業と違い
サービス業のほとんどが、
いざ、その状況に陥らないと
必要とされないんものなんですね。

よって、今はその状況でないお客さん(潜在客)
に対して宣伝をおこなうことになります。

<その16 つづく>

 

bt-mailmag