潜在客を見込み客にする仕掛け作り ~その28~
お店のことを広く知ってもらうにはどうしたらいいのでしょう?
見込み客へのアプローチを紹介します。
「顧客ピラミッド」という言葉を聞いたことはありますか?
ピラミッドの一番下にあるのが「潜在客」です。
あなたのお店の存在を知らないお客さんのことです。
この潜在客にご自身の会社やお店、サービスの 存在を知ってもらい、必要なときにお客さんの「選択枠」という土俵に上がるよう、情報発信をして認知度を高めていきます。
では、 潜在客をピラミッドの上部に上げる第一歩とはなんでしょうか?
例えば、チラシの配布や ダイレクトメール(DM)を送る 量を増やすというのも一つの手ですが、 顧客ピラミッドを意識して 潜在客を上部に上げることに視点を置いてみると、そのためには、「つながり」を作ることが 最も重要です。
売り手とお客さんのつながりがないとどう頑張っても常連客になることはありません。
まず、お客さんに足を運んでもらうためのに必要なものは、「広く知ってもらう」ハードルの低さ になります。
うちの近所にあるリフォーム店を例に挙げます。
リフォーム店はニュースレターをポスティングしているのですが、ニュースレターの内容は、 収納のノウハウや季節のお料理のレシピなど暮らしに関することばかりです。
「リフォームをするなら◯◯◯へ!」といった自店の宣伝を一切せず、毎月ニュースレターがポスティングされています。
ただ、ニュースレターには仕掛けがあり、カラーコーディネーターによる自宅のインテリアのカラーコーディネートのワークショップ記載について記載されています。
おそらくこのワークショップを通して、潜在客から今後リフォームが必要となってきそうな見込み客を集め、「新規客」に押し上げるのでしょう。
このように気軽に体験できるものには、 ワークショップの他にも相談会や体験会、セミナー、説明会などがあります。見込み客へのアプローチは 「やわらかなつながり」を作ること。
一度でもつながりを持つと安心感が生まれ、 選択枠という土俵に上がる可能性が高くなります。