デザインの幅が広がる素材集 ~その39(2)~
「手作り感」で注意すべきことは何ですか?
手作り感あふれるデザインは、温かみや親しみが感じられますが、手作り感があるがゆえにデザインする上で注意すべきことが2点あります。
1点目は、「味」が「雑」に見えてしまわないようにすること。
例えば、紙の破れ目やテープのちぎり目、塗りムラ、筆やスタンプなどのかすれは手作り感の「味」になりますが、数が多かったり、範囲が広いと、時には「雑」や「汚れ」ように見えてしまいます。
手作り感がある素材を使うときは、多用せずにアクセントとして使ったり、かためのフォントや飾りなどと組み合わせて使ってみてください。
2点目は、うるさくならないように気をつけること。
手作りの素材は、力があります。 例えば、パソコンのフォントよりも手書き文字の方が目に留まります。
よって、素材を多用しすぎると雑然としてしまい、デザイン全体がうるさくなってしまいます。
よって、1点目の注意事項と同じく、アクセントとして使うことをおすすめします。
実は、デザインの素材集を紹介するにあたり、本当は私の手の内をバラすようで躊躇したのですが、読者の方のリクエストも多く、特別に紹介することにしました。
皆さんのデザインのクオリティーが上がれば幸いです。