どこで切る?人物写真のトリミングのコツ ~その40~
そもそも、トリミングのタブーを知りたいのですが。
先日、「人物の動画の撮り方セミナー」に参加し、そこで「人物を撮る際の撮影サイズ(ショット)」を習いました。これは、動画だけでなく、静止画の撮影でも大変参考になると思い、ここでご紹介したいと思います。
まず、動画の場合、人物を撮影する際に人物が安定する基本的なショットがあるようです。
ちなみにテレビのほとんどのクイズ番組やトーク番組などはこのショットで撮られているとのこと。
この法則に従い、同じ手法を写真撮影やデザイン作成の際に取り入れると、バランスのよい写真のトリミングができます。
ショットの種類は下記の6つです。
1.クローズアップ
2.アップショット
3.バストショット
4.ウエストショット
5.ニーショット
6.ロングショット
トリミングの範囲を見て、何か気づくことはありませんか?
実は「関節」が避けられているのです。
図をよく見てください。
首から少し下だったり、肩より少し下だったり、膝より少し上だったり……。
関節ではっきりトリミングされていると、不安が生じます。よって、関節から少しずらしたところでトリミングをするのです。
チラシや名刺など販促物に笑顔の写真を載せることで反応率がぐっと高くなるとこの連載でよくお話しています。
せっかく笑顔の写真を載せているにもかかわらず、「なぜか不安…」となるのを避けるために、このトリミングの範囲を参考にして
ぜひ写真を載せてください。