モニターの色と印刷の色を合わせる ~その46(2)~
色合わせに必要なのは、なんでしょうか?
モニターの色味を正確な発色になるように調整することを「キャリブレーション」といいます。
色の合わせ方の1つめとして、そのキャリブレーションを合わせる専門の機器で色味を合わすのが手っ取り早くて良いかと思います。
調べてみると、アマゾンで安くて13,000円ほどで販売されているようです。私が探していた時は3万円もしていたのですが、ずいぶん安くなっていると思います。
そして2つめは、カラーチャートを使って、色を確認する方法です。
ちなみにカラーチャートは3,000円代で売っています。
まずは、パッケージの色をカラーチャートに照らし合わせて、どの色に近いのか調べます。
カラーチャートの色と照らし合わせた結果、今回の色を数値で表すと、
C(シアン)=0%
M(マゼンタ)=40%
Y(イエロー)=20%
K(ブラック)=0%
でした。
PhotoShopなどの画像編集ソフトで、パッケージ写真の色の数値を、先ほどのカラーチャートで照らし合わせた数値に色調補正をしながら合わせていきます。
この場合は、アナログとデジタルを組み合わせて色を調整していくやり方で、photoshopなどの画像編集ソフトが必要となります。
photoshopが必要なのかと思ってしまった方もいらっしゃるかもしれませんが、最近はphotoshopとLightroomのセットが月々980円で使えるようになっています。
何十万円もかかっていたphotoshopが1年で12,000円弱で使うことができるのは、本当にすごいことだと思います。
この機会にphotoshopを使ってみてはいかがでしょうか?
新品の製品を同じように設定しても、モニターには個体差があり、キャリブレーションをしてもモニターを使い続けていくうちに少しずつ明るさが暗く変化していくものなのです。
色にシビアな現場の場合、なんと200時間に1回程度、キャリブレーションを定期的に行うとのこと。
モニタで映しだされる色はそれほど揺らぐものなので、カラーチャートを使った色合わせ法も知っているとモニタの色の違いに左右されにくくなります。