飛び込み営業でチラシを配る ~その47(1)~
飛び込み営業で配るチラシはどんなデザインがよいのでしょうか?
つい先日、相談にいらっしゃった方のお話です。
その方は腕に自信がある植木屋さん。「独立を考えており、チラシを持って庭のある家へ飛び込みで営業に行きたいので、そのチラシを作って欲しい」とのこと。
「うーん、、、」
実をいうと、私は素人の飛び込み営業は、勝算がないと思っています。
というのも、私が会社に勤めていたとき、プリンターリースや宅配便、宅配水など飛び込みの営業マンがよく訪ねてきていたのですが、どの場合も決まって、値切られたり、無愛想に対応されて追い返されたり、本当に気の毒でした。
また、私はフリーランスになってすぐのころ、仕事を増やそうと自分の作品ファイルを見てもらうためにインターネットで調べた出版社に電話をしたことがありました。
電話口の相手が不審がっているのが声から伝わってきます。
その後、5社ほど作品ファイルと履歴書を郵送しましたが、1社も届いたという返事もなければ、仕事の連絡も来たことはありません。
今になってみれば、その通りだと思います。
全く知らない人からいきなり作品ファイルや履歴書が送られてことは、少し気持ち悪いですよね。
もっと多くの会社、たとえば何十社も送っていれば、なかにはタイミングが合って仕事につながった会社があったかもしれませんが、1ファイルを作るのに郵送費も込みで700円ほどかかってしまい、5社に送っても誰も相手にされないのですから、 私は早々にめげてしまいました。
そんなこともあり、営業に長けた人でなければ素人が飛び込みで営業をやったとしても、時間と労力、さらに精神的な苦痛を強いられるだけと思っています。
植木屋さんの話に戻ると、読んでもらえないことが想像できるチラシにお金をかけて作ってもらうのは私としても心苦しいです。
<その47 つづく>