チラシのデザインは肉付け、構成は骨組み ~その66(1)~
デザインに取り掛かる前に必要なことはなんですか?
デザインというと、多くの方が思い浮かべるのが、「かわいい」「かっこいい」など雰囲気に合った文字を選んで、全体的に色のトーンを決めて、目立つような飾りやアイコンを配置して……といった「見た目の印象を作成すること」だと思われているのではないでしょうか?
実は違うのです。
そのデザインを生かすか殺すかは、「骨組み」である「構成」にかかってくるのです。
一言で「構成」というと、おおまかな目次や設計図、絵コンテのようなものと思う方がいるかもしれません。
しかし、「設計図」である「構成」がなければ、デザインがどんなにかっこよくても、読む人にとって説得力がないものになってしまいます。
よって、HAT TOOL DESIGNでは、チラシ作成をご依頼いただくと、デザインに取り掛かる前に、構成案を作って提案しています。
構成案のサンプルです(化粧品のチラシ)。デザインはほとんど施していません。
構成案とは、
・キャッチコピー
・見出し
・本文
・掲載内容と流れ
・写真やイラスト、図表などの掲載数
など、チラシに載せる内容をはっきりと決めるためのものなのです。
この段階ではまだデザインを施していないので、内容の変更や掲載項目の順番は修正しやすくなっています。
しっかり内容を決めて、その後デザインの作成に取り掛かります。
<その66 つづく>