魔法の言葉「黄金比」 ~その70(1)~
「黄金比」、聞いたことはあるのですが。
私がまだ駆け出しのデザイナーの頃、親戚のおじさんにデザイナーをしているという話をすると、ピラミッドやミロのビーナス、たばこのショートホープの箱が 「黄金比」で構成されているので、永遠不滅のデザインだと聞かされました。
誰もがなんとなく聞いたことがある「黄金比」という言葉。 親戚のおじさんのように、デザインといえば「黄金比」と思う方も多いかもしれません。
では、「黄金比」という言葉は聞いたことはあっても、その意味をご存知ですか?
簡単に説明すると、縦と横(短辺と長辺)の長さの比率なのです。1:1.168の比率になっています。
黄金比を少し応用してみましょう。
黄金比に下記の図のように正方形を重ねていきます。
正方形の一辺を半径にして弧を描きます。
この螺旋が「黄金螺旋」といいます。カタツムリの殻や台風、ひまわりの種の渦など、自然界でもこの「黄金螺旋」が多く見られます。
ほんとに不思議なことです。
<その70 つづく>