チラシの内容はストーリーで考える ~その76(1)~
内容が「まとまっている」チラシとは、どのように作成するのでしょうか?
チラシを作成する際、私は構成案を作成するのですが、依頼の中には、内容が専門的すぎて、私では作れない時があります。
その時は、お客さんに書いてもらいます。といっても、なかには、全体をうまく組み立てることができない方もいらっしゃいます。
その方の構成案の原稿を見てみると、一つひとつの内容をブツ切りにして考えているようで、全体を通して読んでみると、まとまりがなく説得力がありません。
例えば、
・パッと読んだだけでは何のチラシかわからない
・キャンペーンだけ大々的に宣伝しているが、結局どんなお店かわからない
・専門的なことばかりで、読む人が理解できない
など、見る人の気持ちを無視しているといっても過言ではありません。
では、どのような考え方をすれば、まとまりが出るのでしょうか?
答えは、「ストーリーで考える」ということです。
よくビジネス書などで、企画書を作成しプレゼンする時は「ストーリー化する」ことを薦めています。
すなわち「物語にする」ということです。
私が紹介する「ストーリー(物語)」とは、小説のような物語を作る訳ではありません。
チラシに載せるためのストーリーです。気楽に考えてみましょう。
< その76 つづく>