商品のバックボーンを語る ~その81(1)~
同じモノでも違いが出るのはなぜでしょうか?
先日、果物の詰め合わせをお客様からいただきました。マスカット、ブルーベリー、ライチ、桃です。
誰が見ても、「おいしそう」と思われるでしょう。
さらに下記のような文言があるとどうでしょう?
<ライチ>
日本で売られているライチの99%は中国産。たった1%の国産ライチの中でも大玉ライチを選びました。
<ブルーベリー>
完熟時期を見分け、一粒一粒を手で収穫した埼玉県の大玉ブルーベリー。
果物のバックボーンを知ることで、この果物を見る目がグッと変わってきます。
もう一例、挙げます。
パン屋さんで人気のある惣菜パン「明太フランス」というパン。
この写真はあまり美味しそうではないのですが、そこはさておき。
九州を旅していた時、旅先のパン屋さんでこんなポップが目にとまりました。
「1日8回も焼きあがる九州のこだわり明太フランス」
このポップがついているだけで、明太フランスを見る目が少し変わりませんか?
「1日8回も焼きあがる」というポップを見たとき、よほど人気のあるパンなのだと思い、即、買いました。
実を言うと、上の写真の明太フランスは写真素材サイトのものを流用しており、1日8回焼き上げる九州のパン屋さんの明太フランスではありません。
<その81 つづく>