「強み」を考える 〜その84(2)〜
人から言われてはじめて、「強み」だと気付きました。
デザインを作成する上で、先方から必要な答えが出てこない時はどうすれば良いでしょうか。
私は、質問を変えて、仕事の流れを細かく聞いていきます。
すると、たくさんのこだわりや真心、考え練られたプロの技などが次々に飛び出します。
当人にとっては、当たり前のようにおこなわれている日常の業務でも、私のような素人からすると、その内容は素晴らしく感動すら覚えます。
そして、私が「そこをもっと詳しくチラシでアピールするべきだと思います」と言うと、お客様がはたと気づかれるんです。
ご自身の業務で「強み」が分からないというとき、仕事の流れを細かく書き出してみるとよいでしょう。
この「強み」が自社や自店のブランドにもなるはずです。
そう考えると、チラシ作りは単なる「宣伝」ではなく、自分の強みやウリに気づくことができる販促物だと私は思っています。
「単なるチラシ作り」で終わってしまわないように、作り手の意識が大事なのです。