クライアントにデザインを見せる順番 〜その132(2)〜
イメージがある人こそ、順番が難しいと思うのです。
クライアントにデザインを提案する際、 打ち合わせのタイプによって、見せる順番を変えています。
前回はデザインのイメージがない場合を紹介しましたが、今回はデザインのイメージを持っている場合のプレゼンの仕方を紹介します。
イメージを持っている場合、ある程度、頭の中に自分なりのデザインイメージがあるので、その要望に沿ったデザイン案をA案として最初に見せます。
その理由は、ずばり「信頼」していただくためです。
要望に沿ったデザイン案を真っ先に見せることで、よく具体化してくれたという嬉しさと作り手に対する信頼感が出てくるようです。
信頼感が生まれた後に、 クライアントの想像を上回るB案、C案を渾身の自信作であるオススメ案として見せるのです。
いい意味で期待を裏切って、「さすがプロですね!」とクライアントが感動していただくことがよくあります。
最終的に、選ばれるのはこちらが提案したオススメ案である確率がとても高いのです。
これまでデザイン一筋でやってきて、本来は口べたな私が営業マンのような流暢なプレゼンができない中で たどり着いた順番です。