反応が悪い! デザインを変える前に
「デザインをしたチラシの反応が悪い。このデザインが悪いんじゃないかな」
デザイナーならこういった内容をお客様に言われたことはありませんか?
「集客」を目的とするデザインの場合、キャッチコピーをドーンと大きく入れて、全体的に目立つことを意識してデザインをします。
にも関わらず、「反応が悪い」と言われると、「デザインを作った自分が悪いのかな」とデザイナーなら自分自身を責めてしまうこともあるかと思います。
その気持ち、とてもよく分かります。
しかし、自分自身を責める前に見直して欲しいのが「配り方」なのです。
反応が悪いそもそもの理由として、まず思い浮かぶのが、
(1)ターゲットを間違えている
(2)気づかれてない
(3)気づかれたけど忘れられている
(4)商品が悪い
(5)興味がない
他にもまだあるかと思います。
デザイナーとしてどうすることもできない(4)と(5)はひとまず置いておき、(1)(2)(3)はデザインを変更する前に、配り方を工夫できると思います。
例えば、「(1)ターゲット」では、
・ポスティングのエリアを変えてみる
・ポスティングを手渡しに変えてみる
・手渡しの場所を変えてみる
・置く場所を変えてみる
・新聞に折り込んでみる
など。変更する内容はいくつもあります。
また、(2)と(3)の気づきに関しては、1回配ったチラシは3回までは配り、反応を確認するという定説があります。
1回配っただけでは、その時、見ていない人や気づいていない人、見たけど忘れていたという人もいるでしょう。
だからこそ、間を空けて2回、3回と配理、反応を測るのです。
それでも反応が悪ければ、キャッチコピーが悪いということもあります。
反応が悪いことの責任をなすりつけ合うのではなく、配布の仕方、範囲、枚数、時期など、まずは原因となることを聞き、きちんと探ることが重要だと思います。
この経験を活かして次に繋げるために、原因を聞いて、なぜ悪いのか仮説を立てるのです。
そのためにお客様に食らいついて、しっかり聞いてください。