手渡す相手によって名刺のデザインを変える 〜その88(2)〜
場面ごとに、何が名刺の重要な要素になるのでしょうか?
シチュエーションによって名刺を使い分ける話の続きです。
「ビジネス用」と「営業用」の名刺の違いを紹介します。
ビジネス用の名刺は、名刺交換する相手が初対面とはいえ、ある程度、相手を認知していますので、連絡先など必要な情報がしっかり明記してあることが重要です。
一般的には、
・名前
・社名(ロゴなど)
・住所
・メールアドレス
・電話(携帯・オフィス)
・ホームページ
などが必要です。
一方、セミナー会場などで、大勢と名刺交換する場合、 ビジネス用の名刺だと、後で見返した時に、誰の名刺なのか、印象に残らないことがあります。
不特定多数と名刺交換をする場合は、少しでも自社のホームページを見てもらったり、facebookに「いいね!」をつけてもらうなど、自社や自店を「知ってもらうこと」に重きを置いた内容にしましょう。
例えば、
・会社の紹介
・オススメ商品
・顔写真
・自社・自店のホームページのQRコード
・facebookやLineなどSNSへ促すコピー
・メルマガ登録を促すコピー
名刺を通じて、自社・自店の見込客になり、 顧客になってもらうなど、ランクアップを目指す戦略です。
営業用の名刺は、「チラシ」の要素をイメージしてください。
ただ、注意点として、携帯電話の番号や個人のメールアドレスなど個人情報は、迷惑な営業が増える可能性があるので掲載は控えましょう。
前回も書きましたが、私は名刺のデザインを頼まれた際、「どのようなシチュエーションで名刺交換するのか? 」をお客様にお聞きします。
名刺はデザインを優先で考えてしまうと、場違いになったり、役に立たない名刺になりかねません。
「どのような方と交換するか?」「どのようなシチュエーションで交換するか?」を考えてから名刺をデザインすると、名刺の効果が上がります。