和文フォントと英文フォントを組み合わせる 〜その129(1)〜
名刺のデザインのコツを教えてください。
私は名刺を作成する時に、日本語の文章は和文フォントを、英数文字は英文フォントを使用します。
名刺の場合、デザインの基本は、文字の並びとスペースです。
ロゴや写真を入れるにしても、主役は文字の並びです。
何の変哲のない、住所や電話番号などのただの文字列を少しでもおしゃれに見せるために、英数文字は英文フォントを使用しているのです。
例えば、「小塚明朝」だけで住所と電話、メールアドレスを書いたパターンと「小塚明朝」と英数文字は「caslon Pro」を組み合わせたものを比べてみてください。
小塚明朝だけのパターンと英数文字をcaslonに変えたパターンとを見比べてみると、小塚明朝だけのパターンは、悪くはないのですが、のっぺりとして退屈な感じがします。
一方、英数文字をcaslonに変えたパターンは、英数文字でアクセントがついて、動きがあるように感じるのではないでしょうか。
<その129 つづく>