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チラシに「お客様の声」を入れて差をつけよう ~その9(2)~
「お客さんに書いていただいた原稿をそのまま使いたいのですが」
前回に引き続き、
[効果的に「お客様の声」を載せるための4つのポイント]を
ご紹介します。
(2)読みやすくする
「せっかくお客さんに書いていただいたのだから」と
お客さんが書いた用紙を写メで撮ったり
スキャンするなど、
そのままの状態を掲載していませんか?
ちょっと待ってください。
その直筆は、ちゃんと読めますか?
お客さんに書いていただいた手書き文字なのだから、
「そのまま載せた方が
臨場感があってよいのでは?」
と思われる方もいらっしゃると思いますが、
くせのある字、達筆すぎる字など
読みにくい場合が多々あるのです。
しっかり読んでいただくためにも、
パソコンで打ち直した方がいいです。
パソコンの文字だと温かみが足りないと思われるなら、
手書き風フォントを使うと、
その部分だけ手で書いたように
浮き上がって、温かみがでるのでオススメです。
最近では無料でダウンロードできる
手書き風フォントもあります。
ダウンロードできる、
手書き風フォントのまとめサイトのリンクを
貼りつけておきますので、
各自の責任でご使用くださいませ。
http://sitebk.com/summary/free-handwriting-fonts/
(3)タイトルや見出しを付ける
「お客様の声」を依頼すると、
時々、たくさん書いていただける
非常にありがたい お客さんがいらっしゃいます。
そんなにたくさん書いていただいた
お客さんの原稿を、
制作側が編集して、文章を短くする
という手法もありますが、
むしろ文章をそのまま活かしながら、
要約してタイトルや見出しをつけて段落を区切り、
読みやすくすれば、
よりそのお客さまのメッセージが伝わるようになります。
<その9 つづく>
チラシに「お客様の声」を入れて差をつけよう ~その9(1)~
「客観的な視点を折りまぜるにはどうすればよいですか?」
WEBサイトではよく見かけますが
チラシではあまり見かけないもの、
それは何だと思いますか?
「お客様の声」です。
私は、チラシを作成する際、
クライアントさんに
「お客様の声」を載せることを
オススメしているのですが、
実際にはお客さんに頼みにくいから
載せなくてよいという方が非常に多いんです。
しかし、
ダイレクトメールやチラシに力を入れている
通販会社や大手学習塾の販促物には、
「お客様の声」が数多く
掲載されています。
載せたほうがよい理由を挙げると、
・第三者からの客観的な評価や証拠になる
・商品を購入した後や
サービスを利用した時の
イメージが想像しやすい
なんです。
「効果的にお客様の声を載せるための4つのポイント」
(1)お客さんの写真を載せる
文章だけだと、やっぱり弱いんです。
いくら「お客様の声」が載っていても、
ホントに「お客様の声」なのかなと思ってしまうような
信憑性に欠ける「お客様の声」を読んだこと
ありませんか?
現にハットツールのクライアントさんの
チラシにお客さんの写真を載せたところ
反応率がすごくいいと報告を受けてます。
どういう方に依頼すればよいかというと
もちろん常連のお客さん。
さらに、効果が出ているお客さんには
案外軽くコメントがもらえるとよく聞きます。
私もそれは実感しています。
逆に、依頼すると「分かりました!」
と二つ返事をいただいたのに
実際にはコメントをいただけないことなんてざらです。
そんなことにめげずにお客さんにお願いすることが
大事ですね。
<その9 つづく>
チラシデザインがまとまらないなら、「ジャンプ率」を使おう ~その8~
「インパクトのあるデザインってどのようなものですか?」
チラシのデザインが
「いまいちまとまらない……」という方に
画期的な方法を提案します。
レイアウトする画像に優先順位をつけて
その順位に沿って大きさをどんどん変えていくと
内容も伝わりやすく
まとまったデザインになるんです。
このことを「ジャンプ率」といいます。
下のA、B、Cには、四角形が2つずつ並んでいますが、
この中で一番インパクトのあるレイアウトは
どれだと思いますか?
答えは「C」なんです。
大小の差があればあるほどインパクトがあるように感じます。
このように、極端にサイズの差をつけることを、
「ジャンプ率が高い」といいます。
このことは、
チラシのデザインでも応用できます。
下は新規オープンのお店のチラシです。
A案とB案を比べてみてください。
A案の写真サイズには差があまりありません。
B案は上部の店内の写真をドーンと大きくして
下の3枚の写真サイズとは差をつけました。
両案を見比べると
B案の方が見やすくて
A案の方は、どの写真から見たらよいのか
混乱しませんか?
A案は、肝心な店内の雰囲気や、お店の特徴は目に入らず
ビールの無料券ばかり目に入ります。
また、A案は写真のサイズに変化が少ないので
退屈に見えますし、B案と比べてインパクトも
あまりない感じがします。
B案のように、ドーンとメインで大きく見せる写真があると
目線も混乱せず、
チラシのレイアウトにメリハリがついて
インパクトが出ますね。
つまり、印象に残るということなんです。
写真の大小をつけただけで
こんなにも見る人に与える印象は違ってくるんですね。
・優先順位をつける
・サイズの大小をつける
ひとまず、この2点を意識して
一つ上のチラシデザインを
目指してくださいね。