作る前に読んで欲しいデザイン術最新記事
- 2022.08.09:リーフレットを印刷するだけなのにイラストレータは必要か?デザイナーが解説
- 2021.08.20:LINEのロゴ色に店舗のチラシやバナーデザインを合わせるべき?
- 2021.08.10:お客様だけでなく、社内にも影響を与える販促物
チラシ・リーフレットに顔写真を載せる ~その6(1)~
「お客さまに信頼していただくデザインにするには、どうすればよいでしょうか?」
ハットツールでは、個人でサービス業を担っていらっしゃる方の
チラシやリーフレットのデザインを作成するときに
必ずご提案することがあります。
それは、「顔写真を載せる」ことです。
見ず知らずの方に信頼していただくために自分自身を先に見せるのです。
お客さまに提案すると
「こんな私の顔写真なんて 載せてもしょうがないでしょう!」と
おっしゃる方が大勢いらっしゃいます。
少し余談ですが、顔写真を掲載することは、 女性より男性が抵抗があるようで、
さらには、
若い方よりご年配の方が 抵抗がある方が多いようです。
話しは戻って、
ハットツールのWEBサイトのトップページには
私の顔写真を載せています。
お問い合わせがあったお客さまに、 ハットツールを選んだ理由をおうかがいすると
「顔写真が載っていたから安心した」と おっしゃる方が8割近くいらっしゃいます。
WEBサイトだけでなく チラシやリーフレットなど紙の販促物にも全く同じことが言えます。
一度も会ったことのない人に信頼してもらうには
まず、「自分を先にさらけ出す」ことなんです。
<その6 つづく>
チラシを何百、何千枚も印刷する前にすること ~その5(2)~
「デザイン全体を見るにはどうすればよいですか?」
ある程度レイアウトができあがったら
壁などにチラシを貼り付けて
少し離れたところから見ることを
おすすめします。
チラシをパソコン画面上だけで作成していると
細かい部分に目が行きがちです。
デザイン全体を俯瞰で見るために遠目から見る。
「木を見て森を見ず」に陥らないように。
遠くから見ることで
目立たせたかった箇所が、意外と目立ってないことや
同色が多いので違う色を使用して目立たせることなどが
発見できます。
気になる箇所の
「修正→プリントアウト→試作」
を繰り返すことによって、
気になる点をつぶしていきましょう。
最後に、本番の印刷をすると、
ちゃんと思った通りに仕上がるのです。
いくら、キャッチコピーや文章が
テクニック満載のセールスレターであっても
この確認をするかしないかで、
文章がもっと際立ってくること間違いなしです。
チラシを何百、何千枚も印刷する前にすること ~その5(1)~
「パソコン画面だけで作成した方が効率がよいですか?」
多くの人が、パソコンを使って
チラシデザインを作成していると思いますが
何百、何千枚と印刷をする前に
一度でもプリントアウトして
どういう見え方なのか確認していますか?
さらにいうと
プリントアウトするだけではなく、
余白部分を切り落として
実際の仕上りサイズにして試作を作り
全体を通して読んでいますか?
そもそもチラシは、
手で持って読んでもらうもの。
パソコン画面だけでデザインを済ませ
一度もプリントアウトをせずに
何百、何千枚も印刷してしまうのは、
商品の試作を作らずに
市場に出荷するのと同じことなのです。
これは、ずいぶん危険な賭けです。
仕上りと同じサイズにカットし、
試作を作って確認するのは
とても手間がかかります。
しかし、パソコン画面では気づかなかったことに
試作で初めて気づくことは
私たちデザイナーでも多々あります。
[気づきその1 文字のサイズ]
実際のサイズに裁断してみると、
キャッチコピーが思っていたよりも小さくて目立たなかったり、
文字が小さくて読みづらかったり。。。
[気づきその2 レイアウト]
パソコン画面上ではぎっしり詰まった
レイアウトだと思っていても、
いざプリントアウトしてみると
全体的にスカスカした
物足りないレイアウトだったり。。。
私の場合は、
1枚のチラシを完成させるのに
プリントアウトは最低でも5回、
試作は3回作成します。
<その5 つづく>