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チラシデザインの印象は紙で変わる~紙の選び方 ~その3(3)~
こんにちは。女性デザイナーの松田です。
「チラシの紙の厚さに迷ってしまうのですが」
紙を選ぶ際のポイントとして、「手触り」に続いて、
「厚さ」も決め手となります。
[ポイント2 厚さ]
チラシの紙の厚さは
53kg、58kg、63kg、73kg、90kg、110kg、135kg
があります。(単位のkgは紙の厚さです)
「なぜkgなのか?」ということは、ここでは長くなるので割愛します。
kgの値が大きいほど厚い紙になり
紙代も高くなります。
業種ジャンル別にチラシの紙の厚さを比較すると
53〜58kg:不要品回収チラシ
58〜63kg:スーパーのチラシ
73〜110kg:宅配ピザ、寿司などメニューチラシ
90〜135kg:新築分譲マンションの不動産チラシ
ここからわかるように、
紙の厚さ=信用・高級感に比例
しています。
一番分厚い紙を使用することが多い不動産の場合を考えてみましょう。
何千万、何億円もの商品を扱うので、
高級感や信用を出すために分厚い紙を
選んでいるわけなのです。
ハットツールではチラシの内容や部数にもよりますが
新聞折込みチラシにするなら少し厚めの90kgを
オススメしています。
<その3 つづく>
チラシデザインの印象は紙で変わる~紙の選び方 ~その3(2)~
こんにちは、女性デザイナーの松田です。
「手触りのよい紙を選びたい」
私がチラシの紙を選ぶときは、
まず、2つのポイントを考えます。
「手触り」と「厚さ」です。
[ポイント1 手触り]
紙の表面がツルツルなのか、ザラザラなのか?
手触りがツルツルの紙なら、
「コート紙」「マットコート紙」「上質紙」の3種類のうち、
「コート紙」が一般的によく使われています。
「コート紙」は、
よく新聞に折込んであるスーパーのチラシ、
ポスティングされている宅配ピザやお寿司のメニュー、
不要品回収などのチラシなどです。
また紙の表面には、テカっとした光沢があります。
紙の色は、蛍光灯のように青っぽい白色です。
紙の厚さによっては多少安っぽい印象に
なってしまいます。
ハットツールのお客さんにも
「よくあるテカテカの薄い紙は安っぽくてイヤなんです」
とおっしゃる方もいらっしゃいます。
少しでも落ち着きや高級感を求めるなら
「コート紙」よりツヤを消した「マットコート紙」を
オススメします。
手触りがザラザラの紙なら
3種類の中で唯一、「上質紙」がそれにあたります。
手で触ると、ナチュラルで自然な風合いを感じます。
「上質紙」は一般的にはコピー用紙です。
印刷の仕上りは、コート紙と比べて
色がくすみ、若干かすれた感じになります。
この印刷仕上り具合をうまく利用すると、
自然でオーガニックな雰囲気がでるんです。
また、上質紙は、ボールペンで記入しても、印鑑を押しても
すれたり、色移りしないのでアンケートや申込書など
書き込みがあるチラシに向いています。
下記にコート紙、マットコート紙、上質紙の3種類の
紙の質感、鮮明度、価格の違いをまとめました。
<その3 つづく>
チラシデザインの印象は紙で変わる~紙の選び方 ~その3(1)~
こんにちは、女性デザイナーの松田です。
「チラシ印刷にはどのような紙が向いていますか?」
ハットツールデザインには、
紙に関してのお問い合わせが数多く寄せられます。
今回は3種類の紙についてお話しします。
3種類とは、
- コート紙(一番人気があります)
- マットコート紙
- 上質紙
普段、目にするほとんどのチラシが
この3種類のいずれかを使用している
と言っても過言ではありません。
なぜこの3種類なのか?
それは、紙の値段が安いからなのです。
さらに言うと、コート紙、マットコート紙は、
印刷もきれいに仕上がるので
コストパフォーマンスがよいのです。
<その3 つづく>