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裏移り(色移り)しやすいチラシの色について
こんにちは。女性デザイナーの松田です。
チラシを重ねて置いていたら白いはずの裏面に色がついてしまった…ということはありませんか?
裏移りの理由について
まずは、一般的にフルカラー印刷(オフセット印刷)の印刷の刷る色の順番について話します。
1.ブラック2.シアン3.マゼンタ4.イエロー
の順番で1色ずつ印刷していきます。
例えばシアン50%、イエロー100%の緑色ならシアンを刷ったあと、イエローを上から刷るんですね。その色の%が多いと、その分インクをたくさん使うので乾きが悪くなります。
裏移りを防ぐには
チラシの裏移りの防御策の1つとしては、色の合計が250%以上の色ベタは避けることです。
とはいえ、240%だったら大丈夫というわけでなく、全般的に濃い色の色ベタは色移りしやすいので、広い範囲のベタ1色は避けるほうがいいです。
チラシの裏移りの防御策の2つめとしては、緑&青系の色ベタを避けることです。インクの特性上、シアンは裏移りしやすいですから、広範囲の色ベタのデザインは要注意です。
チラシの裏移りの防御策としての3つめは、紙質を変えることです。マットコートだったり、上質紙などの手触り感がある紙は、インクの乾きが悪いので裏移りする可能性があります。
コート紙にしたり裏移りしないようなデザインにすることが重要になってきますね。
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アピールする名刺のデザインは、好み3割&役割7割
こんにちは。女性デザイナーの松田です。
先日、ご来社いただいたお客さんから、今使っている名刺をお見せいただきました。デザイナーに頼んで作ったというだけあって、大きな余白を活かしたデザインがきれいな名刺でした。
名刺の役割とは?
そのお客さんとしては、シンプルな名刺がいいと思って作ったけれど、これではパッと見て、なんの仕事をしているかわかりにいしアピールできていない、そして記憶に残らないと後から思ったそうです。
本来は名刺の役割は連絡先を伝えるということ以外に、交流会や懇親会などの場では、不特定多数に配るため、営業ツールとしても活躍してくれるということがあります。でも自分の好みだけで名刺を作ってしまっている人は少なくありません。
シンプルな名刺について
今回のお客さんのようにシンプルな名刺のデザインの場合、 アピールできていないこともあります。 シンプルな名刺がダメだというわけではないのです。大企業ほど名刺のデザインは、シンプルなものが多いです。それは会社の名前が有名だからなのでしょう。
例えば起業したての方や個人事業主が自分や仕事をアピールしたい場合なら、 自分の好みや希望を3割程度に抑えて、7割は下記のことを入れることをオススメします。
・サービス内容を端的に入れる・
キャッチフレーズや理念を入れる
・後で名刺を見返して思い出してもらえる工夫をする(顔写真やイラストを入れるなど)
・専門用語の多用に注意する
これらを入れた名刺の場合
以上のようなことを客観的に考えて 名刺に盛り込むことで、 会話が弾んで仕事につながるので、営業ツールとしての役割を持つことになります。
でも大前提として、ハサミで切って歪んでいたり、インクがかすれていたり名刺の切り目のミシン目が見えていたりするなどの見た目が悪いことは問題外です。そういうことが無いように気を付けたいですね。
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シニア向けの名刺デザインの基本とは?
こんにちは。女性デザイナーの松田です。
シニア層というと、どれくらいの年齢を指すのでしょうか。WHO(世界保健機関)では65歳を高齢者としているそうです。
昔よりも若い!今のシニア層
20年、30年前の65歳と今どきの65歳を比べてみると、現在の方がとても若々しくて元気なシニアが多いですよね。つまりは、この世代は特に「年寄り」ぽいのを、嫌うのです。
色は現職にグレーを混ぜたような、くすんだ色味は嫌われますし、イラストを入れるにしても、おじいさんやおばあさんのイラストを入れるなんてもってのほかです。シニア向けの名刺のデザインだからといって、年寄りくさいデザインはご法度なのです。
文字サイズはどのくらい?
文字を大きくしえ最低でも8pint(2.75mm)の文字サイズがおすすめです。また選ぶ書体についても、どちらかというと可読性の高いゴシックの方が良いかもしれませんね。
文字色とコントラストについて
文字の色と背景色のコントラストを強くして、はっきりとしたデザインが読みやすくなります。
文字色をグレーにして、全体的な名刺デザインの雰囲気にやわらかさを出すというのも、背景の色とのバランスによっては、見えづらくなる可能性もあります。
そのためそういった点についての配慮が必要になるでしょう。
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