作る前に読んで欲しいデザイン術最新記事
- 2022.08.09:リーフレットを印刷するだけなのにイラストレータは必要か?デザイナーが解説
- 2021.08.20:LINEのロゴ色に店舗のチラシやバナーデザインを合わせるべき?
- 2021.08.10:お客様だけでなく、社内にも影響を与える販促物
ショップカードに記載する内容
ショップカードには何を書けばよいのでしょうか?
今、とあるレストランのグランドメニューをはじめ、ドリンクメニュー、ロゴ、ショップカードなど店舗のツール一式をデザインしている真っ最中です。
先日、ようやくショップカードを印刷に回しほっと一息。
ショップカードを作成するにあたって、店のオーナーと打ち合わせをしましたが、「ショップカードには、何を書けばよいのでしょうか?」と質問されました。
この質問は、実はショップカードを作成したいと依頼されるほとんどのオーナーから受けます。
名刺とは入れ込む内容が少し異なるからでしょうか。
このような質問を受けた際は、下記のような優先順位で記載する内容をお答えしています。
店名はもちろん必要ですが、それ以外に、
1、地図
1、電話番号
2、営業時間
2、定休日
3、住所
まずは、店舗がどこにあるのか場所を知ってもらい、電話で予約や問い合わせをしやすいように、地図と電話番号は目立つように記載します。
その後は、営業時間と定休日です。
店が閉まっている曜日や時間に来店していただいたり、問い合わせをしていただくと、お客様に申し訳ない上に、与える印象も悪くなってしまいます。
住所は地図があるので、優先順位は低めに考えています。
その他は、ホームページやメールアドレス、店のロゴや、代表メニューの料金など、来店してもらうことを目的としたショップカードの場合は、優先順位はぐっと低くなります。
例えば、LINE@への登録へ促したい場合は、QRコードは大きく記載する必要があり、チラシのように商品を知って欲しい場合は、メニューの料金を載せることもあります。
基本的には、ショップカードが店舗以外の場所に置かれる場合や、友達から受け取る場合を想定し、「店の基本的な情報が分かる」ことを念頭においています。
ショップオーナーも案外、知っているようで知らないことなので、参考にしてください。
心を緩ませる手書き風フォント 〜その2〜
手書き風フォントのおすすめを知りたいのですが。
来店者にお送りする「サンキューレター」を、心のこもったプライベートなハガキのように思わせるためにも、手書きでメッセージをしたためた方が良いのですが、一枚ずつ書くのは大変です。
そこで、手書き風フォントを入れ込むことをおすすめします。
私がイメージしている文字は女性がボールペンで書いたような感じで、達筆ではないけれど、柔らかい雰囲気の文字です。
「手書き フォント」で検索すると、あまりに多くの文字がヒットするではないですか。
しかも、無料。その上、商用利用可能が多いこと。
ものの5分ほどで、イメージしたフォントが見つかりました。
「ふい字」という日本語フォントで、漢字が充実しています!
使用して気づいたのですが、この書体は実はいろいろな場面で見かけます。
このような便利なフォントが無料で、しかも、商用利用可能とは、便利な世の中になったものです。
その他にも、検索すると無料で商用利用OKのフォントが数多くヒットしました。
検索してみてくださいね。
心を緩ませる無料の手書き風フォント 〜その1〜
手書き文字の作り方を教えてください。
来店や購入されたお客様へ、3日以内に送付してリピートへつなげる有力な販促ツールが「サンキューレター」です。
このサンキューレターは、購入したお客様宛に送られるものですが、宣伝を入れず、商売っ気をなくした方が良いとされています。
その理由として、店舗で買い物をし、自宅に帰るとハガキが届いており、また商品を売り込まれるのは嫌なものです。
ショップスタッフが実際に手で書くと、プライベートなハガキのようになり、心のこもったお礼のお手紙の雰囲気が演出できて良いのですが、今回、ハットツールにご依頼いただいたサンキューレターは、会社が大量に一斉に送るので一枚ずつ手書きにするわけにはいきません。
ということで、デザインは統一する必要があります。
デザインであしらう文字を私が手書きをしようかと思いましたが、字が下手な上に、サンキューレターの文章が固まっておらず、入稿直前まで文字量が変更になり、修正が加わりそうな気配もあります。
デザイン案として、手書きで一文字ずつ書くとなると、文字をスキャンしたり、レイアウトしたりと修正作業にかなりの時間がかかってしまうことが予想できます。
<つづく>